[ロンドン 31日 ロイター] - BofAグローバル・リサーチによると、今年第1・四半期のキャッシュへの資金流入額は5080億ドルと、新型コロナウイルスの流行で市場が混乱した2020年第1・四半期以降で最大だった。
銀行破綻で市場が混乱したことが背景。EPFRのデータを基に算出した。
今月29日までの1週間では601億ドルがキャッシュに流入。流入額は前週の1429億ドルを下回った。
今月は米地銀のシリコンバレー銀行、シグネチャー・バンクの破綻やスイスの銀行大手クレディ・スイスの経営不安を受けて市場が乱高下した。
銀行株が売られ、金融株ファンドからは6億ドルが流出。市場の混乱で利上げペースが鈍化するとの見方からハイテク株ファンドには4億ドルが流入した。