[30日 ロイター] -
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6520.98(‐99.50) 前営業日終値 6620.48(‐133.22)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 10944.97(‐138.23) 前営業日終値 11083.20(‐409.23)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4790.20(‐79.62) 前営業日終値 4869.82(‐189.35)
<ロンドン株式市場> 続落。スーパーマーケット株や鉱業株が売られ、全体水準を 押し下げた。 鉱業株銘柄は英豪資源大手BHPビリトン BLT.L と英鉱業大手アングロ・アメリカ ン AAL.L が4.0%と3.2%それぞれ下落した。オーストラリアが今年の鉄鉱石の価 格見通しを10%引き下げ、供給過剰懸念から金属価格が下落したことが嫌気された。 調査会社カンター・ワールドパネルによると、英食品スーパー業界全体の売上高は6 月21日までの3カ月間で0.1%減少した。売上げが1.3%減少したと予測された英 小売り大手のテスコ TSCO.L は株価が2.8%下落した。 英保険大手スタンダード・ライフ SL.L は3.1%下落。RBCが投資判断を「セク ターパフォーム」から「アンダーパフォーム」に引き下げたことが嫌気された。 朝方発表された第1・四半期の英国内総生産(GDP)確報値は前期比0.4%増と 、改定値の0.3%増から上方修正された。個人消費支出や企業投資の上方修正が押し上 げ要因となった。ただ、輸出の軟調な伸びが引き続き経済成長の足かせとなった。
<欧州株式市場> 続落。ギリシャの国際通貨基金(IMF)に対する債務の返済期 限が迫る中、前日に続き売りが優勢となった。 FTSEユーロファースト300指数 .FTEU3 は、20.11ポイント(1.31% )安の1510.16で取引を終えた。 DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は44.60ポイント(1.29%) 安の3424.30だった。月間では約4%値下がりし、ここ2年で最も大きな下落とな った。 ギリシャは債権団に対し、短期的な支援延長を求めたが、ドイツのメルケル首相は7 月5日のギリシャでの国民投票の前に新たな支援をめぐる交渉はしないと主張。ユーロ圏 のある当局者は、ユーロ圏財務相が7月1日午前0時の支援失効までに融資することは「 到底ない」と述べた。 投資家の不安心理の度合いを示すユーロSTOXX50ボラティリティ指数 .V2TX は約8カ月ぶりの高水準へと上昇した。 この日は高級ブランド銘柄が値を下げた。フランスのクリスチャン・ディオール