■NY株式:ダウは46ドル安、ギリシャのユーロ離脱懸念が拡大 NYダウ ナスダック 終値 :17683.58 終値 :4991.94 前日比:-46.53 前日比:-17.27 始値 :17728.08 始値 :4963.80 高値 :17734.36 高値 :5020.71 安値 :17564.36 安値 :4960.93 6日の米国株式相場は下落。
ダウ平均は46.53ドル安の17683.58、ナスダックは17.27ポイント安の4991.94で取引を終了した。
債権団が提示した緊縮策の是非を問うギリシャの国民投票が反対多数となり、同国のユーロ圏離脱懸念が拡大したことで、欧州株が全面安となり売りが先行。
6月ISM非製造業景況指数が前月比でやや上昇し、買戻しが入る場面もあったが、NY原油先物相場が7%の大幅下落となり、引けにかけて軟調推移となった。
セクター別では、不動産や公益事業が上昇する一方で半導体・半導体製造装置やエネルギーが下落した。
原油相場の大幅下落を受け、エクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)などエネルギー関連企業が下落。
医療保険のエトナ(AET)は、ヒューマナ(HUM)に対する約370億ドルの買収を発表し軟調推移。
ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)は、業績の成長鈍化懸念に関する報道を受け小幅下落。
食品のクラフトフーズ・グループと同業ハインツとの合併によって誕生したクラフト・ハインツ(KHC)は、一部アナリストによる買い推奨を受け、上昇。
ギリシャは、明日開催されるユーロ圏首脳会議で新提案を提出予定だが、国民投票結果を受けて緊縮策が盛り込まれることは考えにくく、救済策の交渉が再開されるか懐疑的な状況だ。
Horiko Capital Management LLC ■NY為替:ドル・円は122円57銭、ギリシャ懸念にリスクオフ 6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、122円90銭へ上昇後、122円33銭へ反落し、122円57銭で引けた。
米6月ISM非製造業景況指数の改善や株式の下げ幅縮小で、一時ドル買い、円売りになった。
しかし、国民投票の結果を受けたギリシャのデフォルト(債務不履行)やユーロ圏離脱警戒感は根強く、上値は限定的だった。
ユーロ・ドルは、1.1002ドルへ下落後、1.1091ドルまで反発し、1.1056ドルで引けた。
ギリシャのデフォルト、ユーロ圏離脱懸念にユーロ売りが継続したが、ユーロ・スイス絡みのユーロ買い、米国債券利回りの低下に伴うドル売りに下げ止まった。
ユーロ・円は、135円02銭から135円98銭へ上昇した。
株式相場の下げ幅縮小に伴いリスク回避の円買いが弱まった。
ポンド・ドルは、1.5544ドルから1.5629ドルまで上昇。
ドル・スイスは、0.9470フランへ上昇後、0.9412フランへ反落した。
スイス国立銀行のユーロ買い・フラン売り介入の思惑でいったんフラン売りが加速した。
■NY原油:続落で52.53ドル、ギリシャ波乱で欧州需要後退の思惑 NY原油は続落(NYMEX原油8月限終値:52.53↓4.40)。
54.73ドルから52.42ドルまで下落した。
5日実施のギリシャの財政緊縮策の賛否を問う国民投票で反対多数となったことで、ギリシャのデフォルト、ユーロ離脱懸念が一段と強まり、欧州経済が停滞して原油需要が後退するとの見方から売りが先行した。
また、イラン核協議の最終合意への交渉が7日まで続けられることも意識されたもよう。
イランは、妥結して制裁解除になれば、原油生産・輸出を拡大する方針を表明しており、潜在的な供給増要因との見方が根強い。
■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 16.94ドル -0.090ドル(-0.53%) モルガン・スタンレー(MS) 38.85ドル -0.155ドル(-0.40%) ゴールドマン・サックス(GS)208.12ドル -1.080ドル(-0.52%) インテル(INTC) 30.04ドル -0.515ドル(-1.69%) アップル(AAPL) 126.00ドル -0.440ドル(-0.35%) グーグル(GOOG) 522.86ドル -0.540ドル(-0.10%) フェイスブック(FB) 87.55ドル +0.265ドル(+0.30%) キャタピラー(CAT) 83.17ドル -1.210ドル(-1.43%) アルコア(AA) 11.03ドル -0.070ドル(-0.63%) ウォルマート(WMT) 72.54ドル +0.680ドル(+0.95%) スプリント(S) 4.36ドル -0.120ドル(-2.68%)