(内容を追加しました) [ニューヨーク 27日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル) .DJI 終値 17440.59(‐127.94) 前営業日終値 17568.53(‐163.39)
ナスダック総合 .IXIC 終値 5039.78(‐48.85) 前営業日終値 5088.63(‐57.78)
S&P総合500種 .SPX 終値 2067.64(‐12.01) 前営業日終値 2079.65(‐22.50)
27日の米国株式市場は続落し、ナスダック総合は1%近く下落した。中国株価の大 幅安を受け、中国経済の減速が貿易相手国に悪影響を及ぼすとの懸念が高まった。
ダウ工業株30種 .DJI は127.94ドル(0.73%)安の1万7440.59 ドル。 ナスダック総合指数 .IXIC は48.85ポイント(0.96%)安の5039.7 8。 S&P総合500種 .SPX は12.01ポイント(0.58%)安の2067.64 。
ダウ工業株30種の終値は2月以来の低水準。S&P総合500種は1月以降で初め て5営業日連続で値下がりした。
中国株安でコモディティ相場も再び下げ基調となった。トムソン・ロイター・ジェフ リーズ/コアコモディティCRB指数が6年ぶりの安値を記録し、原油価格は4カ月ぶり の安値となった。 ホライゾン・インベストメント・サービシズのチャック・カールソン最高経営責任者 (CEO)は、中国要因だけでコモディティ市場が崩れるかどうか判断は難しいとしなが らも「中国経済の著しい減速は米国だけでなく、世界中の市場参加者に影響を与えている 」と指摘した。
自動車のフィアット・クライスラー・オートモービルズ FCAU.N が4.9%安。米当 局がリコール(回収・無償修理)の扱いをめぐる過失で同社に1億0500万ドルの罰金 を科した。
製薬のアラガン AGN.N は6.1%上昇、同業のマイラン MYL.O は14.5%下落。 イスラエルの製薬会社テバ・ファーマシューティカルズがアラガンのジェネリック(後発 医薬品)部門を買収し、マイランへの買収提案は撤回すると表明した。
多くの企業が第2・四半期決算を発表済みで、トムソン・ロイターのデータによると 、アナリストはS&P500種銘柄の利益が0.3%減、売上高が3.9%減になると予 想している。 既に比較的割高なバリュエーションは今後さらに高まる恐れがあり、スターマインの データでは、向こう12カ月の予想利益に基づくS&P500種の株価収益率(PER) は約16.9倍と、過去10年の中央値の14.7倍を上回っている。 チャールズ・シュワブのトレーディング・デリバティブ部門マネジングディレクター 、ランディ・フレデリック氏は「バリュエーションが目下の懸念材料であり、「売上高の 伸びが必要になっている」と話した。
騰落銘柄比率はニューヨーク証券取引所が上げ1に対して下げが2.73、ナスダッ クは上げ1に対して下げ2.47となった。
BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合計出来高は約73 億株で、7月平均の66億株を上回った。