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(中国)ホテルのルームオーナー型投資、「権利書なし」の落とし穴も

発行済 2015-07-31 08:43
更新済 2015-07-31 12:33
(中国)ホテルのルームオーナー型投資、「権利書なし」の落とし穴も
ホテルの部屋単位で投資し、それをホテルに貸し出して収益を得るというルームオーナー型の投資をめぐり、トラブルが報告されている。
ホテル側が当初約束した賃料の支払いを滞らせるケースが発生しているほか、部屋の権利書がないことに大きな不安を感じる投資家も多いという。
瀟湘晨報が27日付で伝えた。
問題のホテルは、湖南省長沙市にある「中国城戴斯酒店」。
同ホテルは2014年3月、1部屋(50平米)当たり約100万人民元(約2000万円)で124人の投資家から資金を募った。
当初、デベロッパーとホテルは年9%の収益(賃料収入)を保証していたが、実際に支払いがあったのはわずが数カ月。
今年に入ってからは支払いが滞るようになったばかりか、ホテルの関連企業の解散も取りざたされるようになった。
ルームオーナー型のホテル投資は、借り主(=ホテル)が確保されていることに加え、利回りも高いことから投資家の人気を集めていた。
ただ、分譲住宅のように権利書の発行手続きが明確化されていていないことから、投資家の権利が保障されない恐れもあるという。
【亜州IR】

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