(香港市場のリポートを追加しました。) [香港 7日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 大引け 3744.2045 82.6653高 4447.6億元(上海A株) 高値 3756.7398 安値 3686.2996 前場終値 3731.0298 69.4906高 2453.9億元(上海A株) 寄り付き 3692.6143 31.0751高 前営業日終値 3661.5392 33.0341安 3571.1億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 大引け 24552.47 177.19高 713.6億香港ドル 高値 24641.93 安値 24327.56 前場終値 24604.04 228.76高 421.0億香港ドル 寄り付き 24327.56 47.72安 前営業日終値 24375.28 138.88安 673.1億香港ドル
7日の中国株式市場は急反発して取引を終えた。中国政府系機関やファンドから数兆 元の資金が市場に流入する見通しだとの国営メディアによる報道を好感した。
上海総合指数 .SSEC の終値は82.6653ポイント(2.26%)高の3744 .2045。週間では2.2%高で、週間上昇率は7月24日までの週以来の大幅高とな った。 上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数 .CSI300 は75.093ポイント(1.96%)高の3906.945。週間では2. 4%高と、7月10日までの週以来の大幅上昇となった。
7日付の上海証券報は自社の算出に基づき、運用資産総額1兆元(1610億400 0万ドル)を超える中国のファンド約300社が、株式市場で様子見姿勢を取っており、 いつでも市場に再び参加できると報じた。 ブルームバーグの6日の報道によると、信用取引向け融資を手掛ける中国国営の中国 証券金融(CSF)は同国の株式相場を支える資金として追加で2兆元(3220億ドル )を確保する計画を立てている。 ゴールドマン・サックスのアナリストは、金融当局は6─7月にかけて株式市場支援 策に8600─9000億元を費やした可能性があり、その支援資金の合計額は約2兆元 にのぼると見積もっている。 上海市場の大商い銘柄は、造船の中国船舶重工(CSIC) 601989.SS (約3%高 )と中国核能電力(CNNPC) 601985.SS (3.2%高)。 深セン市場では、自動車部品大手の万向集団 000559.SZ (5.7%高)と東方財富 信息 300059.SZ (6.7%高)が大商いだった。
香港株式市場も反発して取引を終了した。6月中旬以来25%下落していた本土市場 が安定化しつつあるとの期待を背景に買われた。ただ、9月利上げ開始機運を高める可能 性がある米雇用統計発表を控え、上値は抑えられた。 本土市場が回復したとしても、仮に9月に米利上げが実施されれば、香港市場のさら なる上昇期待に陰りが出てくる可能性もある。 ハンセン指数 .HSI の終値は177.19ポイント(0.73%)高の2万4552 .47。終値で7月31日以来の高値水準。週間では0.3%安で3週連続の下落となっ た。 ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE は134.67ポイント(1.21% )高の1万1227.94。7月13日以来の大幅高。週間では6月12日までの週以来 初めての上昇となった。 ただ、トレーダーからは、投資家が足元で再び市場回帰するにせよ、その足取りは重 いものになるとの声も聞かれる。 ハンセン指数とH株指数両方の上昇をけん引したのは、石炭生産会社の中国神華能源 1088.HK で4.2%高。1日の上昇率では7月9日以来の大きさとなった。 中国平安保険 2318.HK と騰訊控股(テンセント・ホールディングス) 0700.HK が大 商いだった。 香港市場全体の出来高は11億株だった。