[ニューヨーク 7日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル) .DJI 終値 17373.38(‐46.37) 前営業日終値 17419.75(‐120.72)
ナスダック総合 .IXIC 終値 5043.54(‐12.90) 前営業日終値 5056.44(‐83.51)
S&P総合500種 .SPX 終値 2077.57(‐5.99) 前営業日終値 2083.56(‐16.28)
7日の米国株式市場は続落して取引を終えた。底堅い7月の雇用統計を受けて、米連 邦準備理事会(FRB)が9月に利上げするとの見方が強まった。 ダウ工業株30種平均 .DJI は46.37ドル(0.27%)安の1万7373.3 8ドルで取引を終えた。 S&P総合500種指数 .SPX は5.99ポイント(0.29%)安の2077.5 7だった。 ナスダック総合指数 .IXIC は12.90ポイント(0.26%)安の5043.5 4。 週間でもいずれも低下し、ダウが約1.8%、S&Pが約1.2%、ナスダックが約 1.7%それぞれ値下がりした。 7月の雇用統計によると、非農業部門の雇用者数が前月比で21万5000人増えた 。市場予想の22万3000人増を下回ったものの、失業率は5.3%で6月と同じで、 7年ぶりの低い水準で推移している。 RBS証券のクロスアセット戦略部門責任者、ジョン・ブリッグス氏によると、市場 が織り込んでいる9月利上げの確率は52%で、統計発表前の47%から上昇した。ブリ ッグス氏は「9月利上げという選択肢を維持するのに十分な内容だが、(利上げ時期につ いて)結論を得るほど決定的なものではない」と話している。 大手半導体メーカーのエヌビディア NVDA.O は12.4%上昇した。前日に発表した 第2・四半期収益が予想に反して増えたことが好感された。高性能のビデオゲーム用コン ピューターのグラフィック・チップに対する需要が大きかったことが追い風となった。 騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所が下げ1800で上げ1262だった。ナス ダックは下げ1701で上げ1088だった。 BATSグローバル・マーケッツによると、米取引所の合算出来高は約67億株で、 ここ5営業日の平均である70億株を下回った。