[15日 ロイター] - 米メタ・プラットフォームズは15日、傘下のソーシャルメディアであるフェイスブックとインスタグラムについて、iPhoneの基本ソフト「iOS」版アプリで投稿をブースト(宣伝)する企業に対し、アプリストアを運営するアップルに支払う手数料30%を導入すると発表した。
ブースト投稿は、フェイスブックやインスタグラムのようなアプリでコンテンツの訴求を拡大したい企業向けにメタが提供する機能。
今後、iOS版でブースト投稿を行う広告主は、手数料をメタではなくアップルから請求され、広告掲載後ではなく事前に支払う必要がある。
メタは、広告主はブラウザー経由であれば、アップルに手数料を支払うことなくインスタグラムとフェイスブックでブースト投稿ができると説明した。
手数料は米国で今月から、他の市場でも年内に導入される。
メタは声明で「アップルのガイドラインを順守するか、われわれのアプリからブースト投稿を削除する必要がある」とし、「小規模事業者からビジネスを宣伝する貴重な方法を奪いかねないため、ブースト投稿機能の削除は望まない」と述べた。