日経平均は大幅反発。 28日の米国市場では、原油価格の上昇や主要企業の決算が好感され、NYダウは125ドル高となった。
こうした流れを受けて日経平均は113円高からスタートしたが、ファナック (T:6954)の下落などが重しとなりマイナスに転じた。
前場は日本銀行・金融政策決定会合の結果を見極めたいとするムードが強く、マイナス圏でのもみ合いが続いた。
日銀がマイナス金利導入を決定したことが伝わると、一時597円高まで急伸したのち274円安まで下げるなど荒い値動きとなったが、売り買い一巡後は再び強含んだ。
大引けの日経平均は前日比476.85円高の17518.30円となった。
東証1部の売買高は41億2505万株、売買代金は4兆4317億円だった。
売買代金は昨年8月25日以来の大きさとなった。
業種別では、不動産業が9％を超える上昇となったほか、証券、鉱業、その他金融業、建設業などが大きく上昇した。
下落したのは銀行業のみだった。
個別では、トヨタ自 (T:7203)、ソフトバンクグ (T:9984)、ファーストリテ (T:9983)、ＮＴＴ (T:9432)、日立 (T:6501)などが上昇。
不動産株が後場買われ、三菱地所 (T:8802)や住友不 (T:8830)が10％超の上昇。
ケネディクス (T:4321)は16％近い上昇に。
為替市場では一時1ドル＝121円台まで円安が進み、富士重 (T:7270)、ソニー (T:6758)、マツダ (T:7261)、日産自 (T:7201)などの輸出関連株も上昇が目立った。
また、モリテックス (T:7714)、アイエスビー (T:9702)、ペガサス (T:6262)などが東証1部上昇率上位となった。
一方、マイナス金利導入を受けて、三菱ＵＦＪ (T:8306)、三井住友 (T:8316)、みずほ (T:8411)といった銀行株が売られた。
三菱ＵＦＪは一時9％近い下落となったが、売り一巡後は下げ幅を縮めた。
通期業績予想の下方修正を発表したファナックは12％超の下落。
キーエンス (T:6861)や第一生命 (T:8750)も軟調だった。
また、さくら {{|0:}}、ＩＣＴＳ (T:4739)、ＳＭＳ (T:2175)などが東証1部下落率上位となった。