(内容を追加しました) [ニューヨーク 9日 ロイター] - 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード ダウ工業株30種 17000.36 +36.26 +0.21 16969.17 17048.50 16947.94 .DJI 前営業日終値 16964.10 ナスダック総合 4674.38 +25.55 +0.55 4666.42 4676.47 4642.42 .IXIC 前営業日終値 4648.83 S&P総合500種 1989.26 +10.00 +0.51 1981.44 1992.69 1979.84 .SPX 前営業日終値 1979.26
米国株式市場は、小幅反発した。原油価格の大幅上昇に伴うエネルギー株への買いが 相場を支えた。
石油のシェブロンが4.6%値上がりし、エネルギーセクターを押し上げた。 バイオテクノロジー株は、米政府がメディケア(高齢者・障害者向け公的医療保険) の薬価引き下げのための試験プログラムを提案したことが響き、売り圧力を受けた。アム ジェン AMGN.O は2.6%、リジェネロン・ファーマシューティカルズ REGN.O は5.1 %、セルジーン CELG.O は1.5%それぞれ下がった。 メキシコ料理チェーンのチポトレ・メキシカン・グリル CMG.N は3.4%安。同社 は従業員の体調不良を理由にマサチューセッツ州の店舗を一時閉鎖した。
今年の株価と原油価格の相関性は、多くの投資家が驚くほど高くなっている。ワンダ ーリッチ・セキュリティーズによると、今年に入って米原油価格とS&P総合500種が 連動しなかったのはわずか6営業日しかない。同社のチーフ市場ストラテジスト、アート ・ホーガン氏は、これは原油が世界経済のバロメーターであるからというよりも、市場心 理が影響している側面が強いとの見方を示した。 市場は10日の欧州中央銀行(ECB)理事会にも注目しそうだ。ECBは追加金融 緩和に踏み切ると予想されている。
騰落銘柄の比率はニューヨーク証券取引所とナスダックがいずれも上げ優勢で、それ ぞれ2.3対1、1.50対1だった。 トムソン・ロイターのデータによると、米取引所の合計出来高は約75億株と、過去 20営業日平均の86億7000万株を下回った。