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協立情報通信は25年3月期2Q累計営業・経常益横ばい、通期営業・経常増益予想据え置き

発行済 2024-11-14 10:27
更新済 2024-11-14 10:36
© Reuters.  協立情報通信は25年3月期2Q累計営業・経常益横ばい、通期営業・経常増益予想据え置き

[日本インタビュ新聞社] - (決算速報)

 協立情報通信<3670>(東証スタンダード)は11月13日に25年3月期第2四半期累計(中間期)業績(非連結)を発表した。モバイル事業の店舗部門が低調だったため減収だが、ソリューション事業の粗利率上昇、販管費の抑制などにより、全体として営業利益と経常利益は前期比横ばいだった。そして通期の増収、営業・経常増益予想を据え置いた。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は上値が重くボックス展開の形だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■25年3月期営業・経常増益予想据え置き

 25年3月期第2四半期累計(中間期)の業績(非連結)は、売上高が前年同期比12.5%減の21億58百万円、営業利益が1.3%増の90百万円、経常利益が3.9%減の92百万円、四半期純利益が54.1%減の61百万円だった。

 モバイル事業の店舗部門が低迷したため減収だが、ソリューション事業の粗利率上昇により、全体として営業利益と経常利益は前期比横ばいだった。

 ソリューション事業は売上高が2.2%減の8億45百万円、営業利益(全社費用等調整前)が5.5%増の2億50百万円だった。法令対応等のシステム更新需要が一巡したため業務システム案件数が減少して売上高は横ばいだが、サービス比率の拡大や粗利率の上昇により増益だった。モバイル事業は売上高が18.0%減の13億12百万円、営業利益が16.5%減の55百万円だった。法人サービス部門は堅調だったが、店舗部門が低調だった。

 全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が10億38百万円で営業利益が18百万円、第2四半期は売上高が11億20百万円で営業利益が72百万円だった。

 通期業績(非連結)予想は据え置いて売上高が24年3月期比0.6%増の55億円、営業利益が23.5%増の3億50百万円、経常利益が24.2%増の3億55百万円、当期純利益が10.9%減の2億30百万円としている。配当予想は24年3月期と同額の55円(期末一括)としている。予想配当性向は28.6%となる。

 営業・経常増益予想としている。需要が堅調に推移し、業務効率化なども寄与する見込みだ。重点戦略として、ワンストップソリューションサービスによるDX化支援の強化、モバイル事業の利活用サポート強化、サステナブル経営や人材の採用・育成および環境の整備を推進する方針としている。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は上値が重くボックス展開の形だが、調整一巡して出直りを期待したい。11月13日の終値は1656円、今期予想PER(会社予想のEPS192円02銭で算出)は約9倍、今期予想配当利回り(会社予想の55円で算出)は約3.3%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1578円86銭で算出)は約1.0倍、そして時価総額は約20億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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