高機能・高付加価値製品拡販とグローバル展開を加速
サカタインクス (T:4633)は1896年創業以来120年の歴史を誇り、日本で3位、北米で3位、そして世界で4位規模の大手印刷インキメーカーである。
日本・アジア・北米・欧州市場向けに、紙媒体用インキ(新聞インキ、オフセットインキ)、及びパッケージ用インキ(フレキソインキ、グラビアインキ、メタルインキ)を製造・販売する印刷インキ事業を主力として、印刷製版用材料・関連機器を仕入・販売する印刷用機材事業、インクジェットインキ、トナー、カラーフィルタ用顔料分散液、機能性コーティング剤などを製造・販売する機能性材料事業、その他事業(日本市場向け化成品関連事業、ディスプレイ関連事業、色彩機材関連事業)を展開している。
120年の歴史の中で培われた環境配慮型・高機能・高付加価値製品の開発力、製品の高い信頼性・品質力を強みとしている。
また高機能・高付加価値製品の拡販やグローバル展開による成長を目指し、インドなど市場開拓余地の大きい印刷インキ(アジア)が収益柱に成長している。
国内の印刷インキ市場は縮小傾向だが、環境配慮型製品やパッケージ分野における高機能・高付加価値化が一段と進展している。
また海外はアジア地域が成長市場である。
特にインドでは、パッケージ分野だけでなく所得水準の向上や識字率の上昇なども背景として、新聞の需要も増加基調である。
インドの新聞はカラーページの比率が高く、中期的に新聞インキを始めとする印刷インキの需要拡大が期待されている。
2016年12月期(2016年1月−12月の12ヶ月決算、2015年12月期は決算期変更に伴い9ヶ月決算)の連結業績予想は、売上高が158,000百万円、営業利益が9,800百万円、経常利益が11,500百万円、当期純利益が7,300百万円としている。
前年同期間(2015年1月−12月の12ヶ月)に調整した数値との比較で売上高は1.6%増加、営業利益は4.7%増加、経常利益は4.3%増加、純利益は1.3%増加となる。
想定為替レートは1米ドル=120円(前年同期間は1米ドル=121円03銭)としている。
中期経営計画(2015年4月−2017年12月)の経営目標値は、2017年12月期売上高185,000百万円、営業利益11,000百万円、経常利益12,000百万円、当期純利益7,600百万円、ROE10%以上としている。
想定為替レートは1米ドル=117円である。
高機能・高付加価値製品の拡販やグローバル展開を加速する。
配当については連結配当性向20%前後から30%前後の範囲を目安として実施していきたいとしている。
また毎年12月末現在の株主を対象として株主優待制度を実施している。
2016年12月期配当予想は年間24円(第2四半期末12円、期末12円)としている。
4期連続増配で予想配当性向は19.9%となる。
なお2016年11月に創業120周年を迎えることから、記念配当の可能性も考えられる。
■Check Point •国内3位・北米3位・世界4位の大手印刷インキメーカー •印刷インキ(紙媒体用インキ、パッケージ用インキ)と機能性材料を展開 •高機能・高付加価値製品拡販とグローバル展開を推進 •2016年12月期は増収増益・増配予想で記念配当の可能性も •中期経営計画で2017年12月期営業利益11,000百万円目標 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
日本・アジア・北米・欧州市場向けに、紙媒体用インキ(新聞インキ、オフセットインキ)、及びパッケージ用インキ(フレキソインキ、グラビアインキ、メタルインキ)を製造・販売する印刷インキ事業を主力として、印刷製版用材料・関連機器を仕入・販売する印刷用機材事業、インクジェットインキ、トナー、カラーフィルタ用顔料分散液、機能性コーティング剤などを製造・販売する機能性材料事業、その他事業(日本市場向け化成品関連事業、ディスプレイ関連事業、色彩機材関連事業)を展開している。
120年の歴史の中で培われた環境配慮型・高機能・高付加価値製品の開発力、製品の高い信頼性・品質力を強みとしている。
また高機能・高付加価値製品の拡販やグローバル展開による成長を目指し、インドなど市場開拓余地の大きい印刷インキ(アジア)が収益柱に成長している。
国内の印刷インキ市場は縮小傾向だが、環境配慮型製品やパッケージ分野における高機能・高付加価値化が一段と進展している。
また海外はアジア地域が成長市場である。
特にインドでは、パッケージ分野だけでなく所得水準の向上や識字率の上昇なども背景として、新聞の需要も増加基調である。
インドの新聞はカラーページの比率が高く、中期的に新聞インキを始めとする印刷インキの需要拡大が期待されている。
2016年12月期(2016年1月−12月の12ヶ月決算、2015年12月期は決算期変更に伴い9ヶ月決算)の連結業績予想は、売上高が158,000百万円、営業利益が9,800百万円、経常利益が11,500百万円、当期純利益が7,300百万円としている。
前年同期間(2015年1月−12月の12ヶ月)に調整した数値との比較で売上高は1.6%増加、営業利益は4.7%増加、経常利益は4.3%増加、純利益は1.3%増加となる。
想定為替レートは1米ドル=120円(前年同期間は1米ドル=121円03銭)としている。
中期経営計画(2015年4月−2017年12月)の経営目標値は、2017年12月期売上高185,000百万円、営業利益11,000百万円、経常利益12,000百万円、当期純利益7,600百万円、ROE10%以上としている。
想定為替レートは1米ドル=117円である。
高機能・高付加価値製品の拡販やグローバル展開を加速する。
配当については連結配当性向20%前後から30%前後の範囲を目安として実施していきたいとしている。
また毎年12月末現在の株主を対象として株主優待制度を実施している。
2016年12月期配当予想は年間24円(第2四半期末12円、期末12円)としている。
4期連続増配で予想配当性向は19.9%となる。
なお2016年11月に創業120周年を迎えることから、記念配当の可能性も考えられる。
■Check Point •国内3位・北米3位・世界4位の大手印刷インキメーカー •印刷インキ(紙媒体用インキ、パッケージ用インキ)と機能性材料を展開 •高機能・高付加価値製品拡販とグローバル展開を推進 •2016年12月期は増収増益・増配予想で記念配当の可能性も •中期経営計画で2017年12月期営業利益11,000百万円目標 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)