ユーロ圏最大の銀行であるBNPパリバは、アクサの投資運用部門であるアクサ・インベストメント・マネジャーズを51億ユーロ(55億ドル)で買収するため、アクサとの独占交渉に入った。この買収により、BNPの資産運用部門は大幅に強化されることになる。
提案されている買収により、統合後の運用資産は約1.5兆ユーロとなり、2023年6月30日現在で2.16兆ユーロの運用資産を計上するアムンディに次ぐ欧州有数の資産運用会社となる。
BNPパリバは、この買収は2025年半ばまでに完了すると見込んでおり、普通株式Tier1(CET1)比率に約25ベーシスポイントの影響を与えると予想している。CET1は銀行の財務の健全性を示す重要な指標である。
合意された価格に加え、アクサはBNPがアクサIMからセレクトを買収するために3億ユーロを追加で支払うとしている。セレクトはAXAの一部で、ファンド・マネジメント・サービスを含む投資ソリューションを提供している。アクサのフレデリック・ドゥ・クルトワ副CEOがプレス・コールで明らかにしたところによると、アクサは売却益のうち38億ユーロを自社株買いに充て、残りを有機的および無機的な成長機会に投資する予定である。
今回の買収の発表は、損害保険と生命保険・医療保険部門の成長に牽引され、上半期の売上高が予想を上回ったというアクサの報告に合わせて行われた。同保険会社の保険料等総収入は599億ユーロに達し、前年比7%増となり、アナリスト予想の中央値594億ユーロを上回った。
アクサはまた、基礎的利益を4%増の42億ユーロと報告し、6月末時点のソルベンシー・レシオを227%と開示、財務の健全性を示した。
さらに木曜日、アクサはイタリアの保険会社グルッポ・ノービスを4億2300万ユーロで買収すると発表した。この買収は2025年上半期末までに完了する予定である。
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