ティッセンクルップの第3四半期決算は5,400万ユーロ(5,900万ドル)の純損失となり、前年同期の8,300万ユーロの利益とは対照的な結果となった。ドイツのコングロマリットである同社は、レガシープロジェクトに関連する予期せぬコストと、特に素材取引部門におけるリストラ努力の負担が損失の原因であるとしている。
潜水艦や自動車部品の製造など多様なポートフォリオを持つ同社は、需要が軟化するなか、事業の合理化に努めてきた。これには、鉄鋼部門の株式の半分をチェコの大富豪ダニエル・クレチンスキーに売却する試みも含まれており、この動きは対立をはらんでいる。
新たにティッセンクルップの財務責任者に任命されたイェンス・シュルテ氏は、投資家の信頼を回復するためには、より高い利益を達成し、リストラ計画を前進させる必要があると強調した。
さらに、ティッセンクルップはオートメーション・エンジニアリング事業の売却を中止し、代わりに同部門のパワートレイン部門のより集中的なリストラ策を検討することを明らかにした。ティッセンクルップは、セメント事業における過去のプロジェクトにかかる約8,000万ユーロの追加費用が計上されていなかったことを明らかにし、株価は午前中の取引で3.6%下落、過去最低を記録した。
同社はまた、鉄鋼部門であるTKSEとの間で、TKSEの独立のために必要な資金の額をめぐって係争中である。TKSEのシグマー・ガブリエル会長は先週、必要な投資額について両社の間に13億ユーロの食い違いがあると指摘した。
ティッセンクルップの課題は、先月3度目の修正を行った年間利益予想の下方修正によってさらに深刻化しており、再建の道のりで現在もハードルが高いことを浮き彫りにしている。
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