北京 - 中国の大手ハイテク企業バイドゥ（NASDAQ:BIDU）は木曜日、第2四半期決算を発表した。同社のAIクラウド事業は引き続き力強い成長を示し、中核のオンライン・マーケティング部門の継続的な低迷を相殺するのに役立った。
バイドゥは21.02人民元（2.89ドル）の調整後ADS当たり利益を計上し、アナリスト予想の18.54人民元を上回った。売上高はコンセンサス予想の341.4億人民元をわずかに下回る339.3億人民元（46.7億ドル）で、前年同期比ではほぼ横ばいだった。
同社のAIクラウド事業は明るい話題で、非オンライン・マーケティングの売上高は前年同期比10％増の75億人民元（10.3億ドル）となった。しかし、オンライン・マーケティング収入は、マクロ経済の逆風が広告支出に影響を与え続けたため、前年同期比2％減の192億人民元（26.4億ドル）となった。
バイドゥの共同創業者で最高経営責任者（CEO）のロビン・リー氏は、「AIクラウドは第2四半期も加速し、オンライン・マーケティング収益のマクロ的な逆風を相殺し、バイドゥコアのトップライン成長率は小幅ながらプラスとなった」と述べた。
同社は、第2四半期に前年同期比26％増の約89万9,000回の乗車を提供した自律走行事業Apollo Goの進展を強調した。また、バイドゥは6月に最新のAIモデル「ERNIE 4.0 Turbo」を発表した。
今後についてロン・ルオCFOは、「AIクラウドの成長は今後も力強い勢いを維持する」との見通しを示した。バイドゥの株価は、決算発表後の市場前取引ではほとんど変動がなかった。
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