デンバー - Newmont Corporation（NYSE: NEM）の株価は水曜日の時間外取引で5.6%下落した。金鉱大手の第3四半期決算がアナリスト予想を下回ったことが要因だ。
Newmontの第3四半期の調整後1株当たり利益は0.81ドルで、コンセンサス予想の0.85ドルを下回った。売上高は46.1億ドルで、予想の46.7億ドルを下回った。
同社の当四半期の金の帰属生産量は167万オンスで、前四半期比4%増加した。しかし、コストは高止まりし、金のCAS（売上原価）は前四半期比5%増の1オンス当たり1,207ドルとなった。
Newmontの社長兼CEOであるTom Palmer氏は「第3四半期において、Newmontは世界クラスのポートフォリオから210万金換算オンスを生産し、7.6億ドルのフリーキャッシュフローを創出しました」とコメントした。
生産量は四半期ベースで改善したものの、コストの上昇と予想を下回る売上高が業績の重荷となった。売上高と利益の両面で予想を下回ったことが投資家の失望を招き、株価の下落につながった。
Newmontは2024年通期の生産ガイダンスを維持した。同社は第4四半期に180万オンスの金の帰属生産量を、1オンス当たり1,475ドルの全部原価（AISC）で達成する見込みだ。
同社は資産売却プログラムを進めており、ガーナとオーストラリアの資産を最大15億ドルで売却する契約を発表した。Newmontは少なくとも20億ドルの総売却収入を得る計画は順調に進んでいると述べた。
業績予想を下回ったにもかかわらず、Newmontは1株当たり0.25ドルの四半期配当を発表した。また、今後24ヶ月間で20億ドルの追加自社株買いプログラムを承認した。
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