*17:03JST 【デジタル・インフォメーション・テクノロジー】著名投資家はっしゃん氏が市川社長に質問!Vol.4
【デジタル・インフォメーション・テクノロジー (TYO:3916)】著名投資家はっしゃん氏が市川社長に質問!Vol.3の続き
●はっしゃん
ありがとうございます。
まさかお褒めいただくとは思いませんでした。
素直にうれしいです。
投資家である私としては、理論株価のチャートに基づき、割安な時期に株式を買い、高くなると売って別の割安な銘柄を探すという、そういう投資姿勢になりがちです。
一方で、私は投資家の皆さんに、5年、10年、投資できる会社に投資をしようといつも言っています。
可能であれば割安圏で買い、放置していても株価が右肩上がりでずっと伸び続けていけば、それが一番楽だからです。
そういう会社がいいですよという意味で言っています。
その背景には、急成長すると成長倒れになってしまうリスクがあり、緩やかに着実に成長していくのが良いということが挙げられます。
その場合、理論株価と配当もできるだけ少しずつ上げていくのが望ましい形です。
DIT様のこの株価位置と右肩上がり具合はその条件によく当てはまっていて、割安ながらもどんどん成長しています。
もしこのタイミングで投資をするとして、配当も増えて業績も上がるのであれば、それに比例して何年後かの株価も上がっているという期待が持てる、いいチャートになっています。
今後この理論株価の変調で、さらに理論株価とか業績、株価を上げていけそうか、お気持ちはいかがでしょうか。
■DIT市川
当社は配当性向50%超えという目標にプラスアルファしていくことに加え、業績に関してはセグメントごとにいろいろな戦略があり、実際の数字はカンパニー制度をとっている中の各カンパニーが作っていきます。
さらに、新たな商材やM&Aも含めて、成長していくためのさまざまなストーリーや戦略もあります。
したがって、今の市場環境やいろいろな戦略面も含めて、まだまだ業績を伸ばしていけると思います。
よって、この理論株価がそういった形に紐づくとすると、はっしゃんさんが述べたポジティブな感覚を私自身も再認識することができます。
●はっしゃん
ありがとうございます。
配当性向のお話が出ていますので、それについてお伺いします。
配当は配当性向に従って段階的に上げていっている状況であり、DIT様の株価が比較的好調なのは、やはり配当が増加しているという側面が大きいように思います。
特に今年に入ってから新NISAが始まり、例えば新NISAの成長投資枠で投資すると配当が非課税になります。
そのため配当を非常に重視している個人投資家が多い傾向です。
一方、配当利回りは現在DIT様も2.8%ほどですが、ほかにもIT株は4、5%の高配当株が多く、そうした要因で人気になっている側面があります。
成長しない会社は、4%で買ってもずっと4%のままです。
DIT様はそういった中で着実に増配しているので、最初は2%で買っても、それが3%、4%とだんだん増えていくことになります。
そこは非常に期待しています。
配当性向50%に向けて、利益を増やさないと配当も増えないかと思いますが、今後、利益を継続的に増やせる見込みはいかがでしょうか。
■DIT市川
利益を安定的に増やすことに関して、当社のITのセクターにはまだまだ伸びしろが多くあります。
当社は本当に良いお客様に恵まれていて、メインのビジネスをしっかり伸ばせる土壌を持っています。
プラスアルファとして、最も注力している自社商品は非常に粗利が高いセグメントです。
今仕込んでいるものも含め、今後M&Aによって新しい領域を増やしていくことも踏まえて、いくつもの点で利益をより増やしていくための材料があると思います。
当社は現在14年連続の増収増益であり、それを継続していく、その中で配当の額を増やしていくという流れにしたいと思っています。
●はっしゃん
ありがとうございます。
そこは期待したいと思います。
それでは少々厳しい質問です。
現在インフレでさまざまな物の値段、不動産や光熱費が上がっており、社員の方の給与も上げなければならないという話題が世間を騒がせています。
インフレ時代に御社が売上げをさらに増やして利益を確保していくためには、ご苦労があるかと思います。
今後の成長に対するインフレの影響について教えてください。
■DIT市川
社員の給与は、絶対に上げていかなければいけません。
上げないと退職してしまいます。
当社には人材が非常に大事ですので、社員が辞めてしまうと戦力ダウンになります。
だからこそ継続してずっと上げてきましたし、このたびのインフレを踏まえ下駄を履かせる形でここ数年はさらに上げています。
原価にあたる社員の給与は上げるにあたり、その分お客様に価格転嫁をお願いすることもあれば、新しいお客様・新しい仕事を開拓することによってより付加価値の高い新しい仕事を開拓していくこともあります。
また、自社商品はある程度価格を決定する権限があります。
さまざまな要素により、当社はインフレ時代も生き残っていける会社だと自負しています。
●はっしゃん
ありがとうございます。
理論株価を見ても、事業価値でいうこのオレンジラインがどんどん右肩上がりになっているので、収益力が伸びている証明になっています。
引き続きこのラインを上げてもらえれば、投資家としても非常に投資のしがいがあると思います。
それでは、最後の質問です。
御社の場合、非常に緩やかに右肩上がりで着実な成長をしていくタイプに見えるのですが、説明ではM&Aにも興味があり実際にやっているとのことでした。
投資家の視点では、御社は非常に財務基盤が良く、財務チャートを見ると自己資本比率が70%もあって現金をたくさん持っています。
中でもROAやROEは2桁で本当に素晴らしく、非常に高収益体質にあると言えます。
これはIT業界の典型のような好財務の状況で、お金を貯め込まずにM&Aなどによって積極的に非連続成長を狙うもので、業績を大きく上げることで株価も大きく上がることが期待できます。
投資のしがいがあるという投資家も多いと思いますが、その点に関してコメントをお願いします。
■DIT市川
いきなり大きな企業をM&Aするのではなく、自分たちの身の丈に合った企業をM&Aすることで経験値を獲得し、経営者も育成します。
これを続けていくと、あるどこかの時点で、当社の会社と同等かそれ以上の規模の会社をM&Aできる知見や経営陣のノウハウがたまってくると思います。
長い歴史の中で、当社にとって多少チャレンジするようなM&Aも恐らくどこかのタイミングで行えると考えています。
そういった形で期待してもらえれば、ありがたいです。
●はっしゃん
ありがとうございます。
そうしたM&Aも含めて成長している途上であると受け取りました。
私が今日聞きたかったのは以上です。
今後さらに企業価値を上げて、長い期間投資し続けられる企業になったら非常に面白いと思いますので、今後とも頑張っていただきたいと思います。
今日はいろいろ勉強させてもらいまして、どうもありがとうございました。
■DIT市川
ありがとうございました。
■終わりのあいさつ
▲フィスコ高井
市川様、はっしゃんさん、ありがとうございました。
それでは最後に、市川様、はっしゃんさんに、あいさつをお願いしたいと思います。
それでは、市川様からお願いします。
■DIT市川
今日はありがとうございました。
自分たちの株価を客観的に分析してもらえて、そういったものを見聞きする知見が非常に深まりました。
あとは皆さんの期待に沿えるように、より会社を継続的に成長させていきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いをします。
▲フィスコ高井
ありがとうございます。
はっしゃんさんは、本日いかがでしたでしょうか。
●はっしゃん
今日は本当に勉強になりました。
理論株価を見たら、右肩上がりの会社というのは分かっていましたが、実際に伺った内容や成長のための強みといったものが非常に分かりやすかったので、今後もウォッチしていきたいと思いました。
どうもありがとうございました。
■DIT市川
ありがとうございました。
▲フィスコ高井
ありがとうございました。
それでは、これにて対談を終了とします。
皆様、最後までの視聴ありがとうございました。
■DIT市川
ありがとうございました。
●はっしゃん
ありがとうございました。
●はっしゃん
ありがとうございます。
まさかお褒めいただくとは思いませんでした。
素直にうれしいです。
投資家である私としては、理論株価のチャートに基づき、割安な時期に株式を買い、高くなると売って別の割安な銘柄を探すという、そういう投資姿勢になりがちです。
一方で、私は投資家の皆さんに、5年、10年、投資できる会社に投資をしようといつも言っています。
可能であれば割安圏で買い、放置していても株価が右肩上がりでずっと伸び続けていけば、それが一番楽だからです。
そういう会社がいいですよという意味で言っています。
その背景には、急成長すると成長倒れになってしまうリスクがあり、緩やかに着実に成長していくのが良いということが挙げられます。
その場合、理論株価と配当もできるだけ少しずつ上げていくのが望ましい形です。
DIT様のこの株価位置と右肩上がり具合はその条件によく当てはまっていて、割安ながらもどんどん成長しています。
もしこのタイミングで投資をするとして、配当も増えて業績も上がるのであれば、それに比例して何年後かの株価も上がっているという期待が持てる、いいチャートになっています。
今後この理論株価の変調で、さらに理論株価とか業績、株価を上げていけそうか、お気持ちはいかがでしょうか。
■DIT市川
当社は配当性向50%超えという目標にプラスアルファしていくことに加え、業績に関してはセグメントごとにいろいろな戦略があり、実際の数字はカンパニー制度をとっている中の各カンパニーが作っていきます。
さらに、新たな商材やM&Aも含めて、成長していくためのさまざまなストーリーや戦略もあります。
したがって、今の市場環境やいろいろな戦略面も含めて、まだまだ業績を伸ばしていけると思います。
よって、この理論株価がそういった形に紐づくとすると、はっしゃんさんが述べたポジティブな感覚を私自身も再認識することができます。
●はっしゃん
ありがとうございます。
配当性向のお話が出ていますので、それについてお伺いします。
配当は配当性向に従って段階的に上げていっている状況であり、DIT様の株価が比較的好調なのは、やはり配当が増加しているという側面が大きいように思います。
特に今年に入ってから新NISAが始まり、例えば新NISAの成長投資枠で投資すると配当が非課税になります。
そのため配当を非常に重視している個人投資家が多い傾向です。
一方、配当利回りは現在DIT様も2.8%ほどですが、ほかにもIT株は4、5%の高配当株が多く、そうした要因で人気になっている側面があります。
成長しない会社は、4%で買ってもずっと4%のままです。
DIT様はそういった中で着実に増配しているので、最初は2%で買っても、それが3%、4%とだんだん増えていくことになります。
そこは非常に期待しています。
配当性向50%に向けて、利益を増やさないと配当も増えないかと思いますが、今後、利益を継続的に増やせる見込みはいかがでしょうか。
■DIT市川
利益を安定的に増やすことに関して、当社のITのセクターにはまだまだ伸びしろが多くあります。
当社は本当に良いお客様に恵まれていて、メインのビジネスをしっかり伸ばせる土壌を持っています。
プラスアルファとして、最も注力している自社商品は非常に粗利が高いセグメントです。
今仕込んでいるものも含め、今後M&Aによって新しい領域を増やしていくことも踏まえて、いくつもの点で利益をより増やしていくための材料があると思います。
当社は現在14年連続の増収増益であり、それを継続していく、その中で配当の額を増やしていくという流れにしたいと思っています。
●はっしゃん
ありがとうございます。
そこは期待したいと思います。
それでは少々厳しい質問です。
現在インフレでさまざまな物の値段、不動産や光熱費が上がっており、社員の方の給与も上げなければならないという話題が世間を騒がせています。
インフレ時代に御社が売上げをさらに増やして利益を確保していくためには、ご苦労があるかと思います。
今後の成長に対するインフレの影響について教えてください。
■DIT市川
社員の給与は、絶対に上げていかなければいけません。
上げないと退職してしまいます。
当社には人材が非常に大事ですので、社員が辞めてしまうと戦力ダウンになります。
だからこそ継続してずっと上げてきましたし、このたびのインフレを踏まえ下駄を履かせる形でここ数年はさらに上げています。
原価にあたる社員の給与は上げるにあたり、その分お客様に価格転嫁をお願いすることもあれば、新しいお客様・新しい仕事を開拓することによってより付加価値の高い新しい仕事を開拓していくこともあります。
また、自社商品はある程度価格を決定する権限があります。
さまざまな要素により、当社はインフレ時代も生き残っていける会社だと自負しています。
●はっしゃん
ありがとうございます。
理論株価を見ても、事業価値でいうこのオレンジラインがどんどん右肩上がりになっているので、収益力が伸びている証明になっています。
引き続きこのラインを上げてもらえれば、投資家としても非常に投資のしがいがあると思います。
それでは、最後の質問です。
御社の場合、非常に緩やかに右肩上がりで着実な成長をしていくタイプに見えるのですが、説明ではM&Aにも興味があり実際にやっているとのことでした。
投資家の視点では、御社は非常に財務基盤が良く、財務チャートを見ると自己資本比率が70%もあって現金をたくさん持っています。
中でもROAやROEは2桁で本当に素晴らしく、非常に高収益体質にあると言えます。
これはIT業界の典型のような好財務の状況で、お金を貯め込まずにM&Aなどによって積極的に非連続成長を狙うもので、業績を大きく上げることで株価も大きく上がることが期待できます。
投資のしがいがあるという投資家も多いと思いますが、その点に関してコメントをお願いします。
■DIT市川
いきなり大きな企業をM&Aするのではなく、自分たちの身の丈に合った企業をM&Aすることで経験値を獲得し、経営者も育成します。
これを続けていくと、あるどこかの時点で、当社の会社と同等かそれ以上の規模の会社をM&Aできる知見や経営陣のノウハウがたまってくると思います。
長い歴史の中で、当社にとって多少チャレンジするようなM&Aも恐らくどこかのタイミングで行えると考えています。
そういった形で期待してもらえれば、ありがたいです。
●はっしゃん
ありがとうございます。
そうしたM&Aも含めて成長している途上であると受け取りました。
私が今日聞きたかったのは以上です。
今後さらに企業価値を上げて、長い期間投資し続けられる企業になったら非常に面白いと思いますので、今後とも頑張っていただきたいと思います。
今日はいろいろ勉強させてもらいまして、どうもありがとうございました。
■DIT市川
ありがとうございました。
■終わりのあいさつ
▲フィスコ高井
市川様、はっしゃんさん、ありがとうございました。
それでは最後に、市川様、はっしゃんさんに、あいさつをお願いしたいと思います。
それでは、市川様からお願いします。
■DIT市川
今日はありがとうございました。
自分たちの株価を客観的に分析してもらえて、そういったものを見聞きする知見が非常に深まりました。
あとは皆さんの期待に沿えるように、より会社を継続的に成長させていきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いをします。
▲フィスコ高井
ありがとうございます。
はっしゃんさんは、本日いかがでしたでしょうか。
●はっしゃん
今日は本当に勉強になりました。
理論株価を見たら、右肩上がりの会社というのは分かっていましたが、実際に伺った内容や成長のための強みといったものが非常に分かりやすかったので、今後もウォッチしていきたいと思いました。
どうもありがとうございました。
■DIT市川
ありがとうございました。
▲フィスコ高井
ありがとうございました。
それでは、これにて対談を終了とします。
皆様、最後までの視聴ありがとうございました。
■DIT市川
ありがとうございました。
●はっしゃん
ありがとうございました。