[ワシントン 13日 ロイター] - ムニューシン米財務長官は13日、米国の経済活動はゆっくりと再開されるとの見方を示した上で、再開が遅すぎると経済が深刻な打撃を受けるリスクが生じると警告した。
長官はFOXニュースのインタビューで「政府は経済活動をゆっくりと再開させる」とした上で、「(再開を)長く待ちすぎるリスクはあり、それによって米経済が打撃を受けるリスクもある」と語った。
また、第2・四半期の米経済は「かなり厳しい」が、慎重に経済活動が再開されれば、その後は改善に向かうと予想。来年には「好調な経済を取り戻す」と述べた。
下院民主党が提案した約3兆ドル規模の新型コロナウイルス対策法案については「超党派の精神に基づくものではなく、現状のまま可決されるとは到底思えない」と述べた。
同法案には州・地方政府への支援や新型コロナ検査強化などが盛り込まれ、今週中に採決が行われる可能性がある。
ムニューシン長官はまた、景気支援で必要な場合には、トランプ政権はさらなる財政支出を行うが、「今週や来週に急いで行うことはない。時間をかけるつもりだ」と述べた。
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