[イスタンブール 20日 ロイター] - トルコは、黒海で発見した天然ガス鉱床を開発するトルコ国営石油会社(TPAO)の1451億リラ(99億ドル)規模のプロジェクトを支援するため減税措置を講じる。官報で20日、明らかになった。
この鉱床はトルコ北部ゾングルダク県沖のサカルヤ・ガス田で2020年に見つかり、埋蔵量は5400億立方メートルと推定されている。
トルコはガスを全面的に輸入に依存しており、主にロシアから調達している。サカルヤ・ガス田で生産がピークに達すれば、輸入を約25%削減できる見通し。
23年に少量の供給を開始し、4─5年で持続的なピーク水準に引き上げる計画だが、まず海底パイプラインや処理施設を建設する必要がある。
官報によると、プロジェクトは関税や付加価値税など免除される。