[27日 ロイター] - 格付け会社S&Pグローバルは27日、ロシアによる軍事侵攻の影響が拡大しているとし、ウクライナのソブリン格付けを「Bマイナス/B」から「CCCプラス/C」に引き下げた。
S&Pグローバルは「ウクライナの経済と税収能力が大きなダメージを受けていることで、政府債務の支払いを巡る国際金融支援への依存度が高まっている」と指摘。軍事紛争が今年下半期まで続いた場合、ウクライナの実質国内総生産(GDP)は40%縮小するとの見方を示した。
格付け見通しは「ネガティブ」。軍事紛争によるリスクで政府の債務履行能力が損なわれる恐れがあるとした。