[モスクワ 24日 ロイター] - ロシア大統領府のペスコフ報道官は24日、プーチン大統領が8月に南アフリカで開かれる新興5カ国(BRICS)首脳会議に出席するかは、時期が近づいたら適切に決定すると述べた。
BRICSはブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5カ国で構成。国際刑事裁判所(ICC)はウクライナでの戦争犯罪容疑でロシアのプーチン大統領に逮捕状を出しており、南アで開催されるBRICS首脳会議にプーチン氏が出席した場合、ICCに加盟している南アは理論上、プーチン氏を逮捕する必要がある。
ペスコフ報道官は定例記者会見で、プーチン大統領が出席するか「時期が近づいたら適切に決定する」とし、 ロシアはBRICSを極めて重要視しているため、「いずれにしてもロシアは積極的に(会議に)参加する 」と述べた。
ICCは3月17日にプーチン大統領に対する逮捕状を発行。ロシアはICCに加盟していないが、プーチン氏がICC加盟国に渡航し、逮捕されれば、裁判にかけられる可能性がある。