こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
7/18付の「DailyOutlook」では、日経平均について考察しているのでご紹介します。
まず同レポートでは、『金に対する銅の相対価格をみることで、投資家心理の一面を測ることができる。
景気に対する懸念や地政学リスクがマーケットで意識され不透明感が高まると、安全資産である金が買われ易くなる。
逆に景気拡大が意識される、あるいは不透明感が緩和すると、電化製品など様々な製品に使われる銅が買われ易くなる。
つまり、マーケットにリスク・オンの雰囲気が醸成されると、この相対価格は上昇し易くなる。
それを踏まえた上で、日経平均とこの相対価格の動きをみると、概ね似たような動きをしている。
これは、日本株市場には世界景気敏感株としての側面を持つことが背景にあると考えられる』と伝えています。
続けて、足元で、両者の動きにギャップが生じていることを挙げ、『日経平均は6月4日に底打ちして以降、今ひとつ波に乗り切れておらず、投資家は“日本株買い”を躊躇しているように見受けられる。
米中通商問題の長期化による景気下振れ懸念、イラン情勢の緊迫化などが主要因と考えられるが、トランプリスクは今に始まったわけではない。
上述の相対価格は下落が続きリスク・オフに傾いていたが直近では下げ止まりの兆しもみえる』と分析しています。
さらに、『国内の企業業績は高水準を維持しており、株主還元の姿勢は強まっていることも考慮すると、当面、日経平均は横ばい推移を余儀なくされても、リスク・オンの高まりとともに上昇に弾みをつけていくとみている』とまとめています。
最後にレポートでは、『日経平均と金に対する銅の相対価格推移』を紹介していますので、詳しくは7/18付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
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フィスコリサーチレポーター花田浩菜