[6日 ロイター] - ニューヨーク証券取引所(NYSE)は6日、先月のシステム障害で損失を被った投資家に賠償を行うと発表した。
NYSEでは先月24日、システム障害で取引開始直後に多数の銘柄の取引が一時停止され、250以上の銘柄の取引が無効となった。
親会社のインターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE)は今月、NYSEの会員が損害賠償を請求しており、規制当局から追加の措置を求められる可能性があると述べていた。
NYSEの広報担当は「当社のルールに従い、取引所が受けた注文のうち影響のあった全ての注文について会員に100%払い戻す予定」とし、「透明性の高い公共取引所での取引に付随する補償の一環だ」と述べた。