[香港 28日 ロイター] - 経営難に陥っている中国不動産開発大手、融創中国は28日、国外の債権者グループと90億ドルの債務再編で合意に達したと発表した。
債務の一部について香港上場株式を裏付けとする転換社債、および2年から9年の満期で5─6.5%の利息が付く新たな証券に交換する。融創中国が最初の2トランシェ(期間が2年と3年の新証券)の満期をさらに1年延長するオプションが用意されている。
債権者はまた、一部の債権を転換価格がより低い別の転換社債、もしくは融創中国の不動産管理子会社の株式に転換する選択も可能という。
4月20日までに支持を表明した債権者には、保有債権の0.1%の同意料が支払われ、再編は9月30日に発効する見込みとなっている。