日経平均は小幅に4日続伸。 19日の米国市場でNYダウは4ドル安と小動きだった。
為替相場はやや円高に振れ、手掛かり材料に欠けるなかで直近の上昇に対する利益確定の動きが先行し、日経平均は59円安からスタートした。
寄り付き後は一時144円安まで下げ幅を広げる場面があったが、日本株の先高感を背景に下値では押し目買いの動きが見られ、売り一巡後は19800円を挟んだもみ合いとなった。
ただ、大引けにかけて日経平均リンク債設定に伴う先物買いが入ったとの観測があり、急速にプラスへと切り返した。
大引けの日経平均は前日比20.00円高の19879.81円となった。
東証1部の売買高は18億4455万株、売買代金は2兆1857億円だった。
業種別では、化学、サービス業、医薬品が上昇率上位だった。
一方、海運業、ゴム製品、証券が下落率上位だった。
個別では、ソフトバンクグ (T:9984)、みずほ (T:8411)、ファナック (T:6954)、村田製 (T:6981)、日本電産 (T:6594)などが堅調。
サイバーエージ (T:4751)が5％超、コーセー (T:4922)やセイコーＨＤ (T:8050)は6％超の上昇に。
また、後場急伸したルネサス (T:6723)のほか、日本エンター (T:4829)、北電工業 (T:6989)などが東証1部上昇率上位となった。
一方、トヨタ自 (T:7203)、三菱ＵＦＪ (T:8306)、ソニー (T:6758)、三井住友 (T:8316)、ファーストリテ (T:9983)などが軟調。
ＩＨＩ (T:7013)や関西電力 (T:9503)は2％超の下落に。
また、邦チタニウム (T:5727)、大阪チタ (T:5726)、ティーガイア (T:3738)などが東証1部下落率上位となった。