[シンガポール 24日 ロイター] - 原油先物価格は24日のアジア市場でほぼ横ばい。一時1ドル近く上昇する場面もあったが、米経済活動の冷え込みで需要が減退するとの懸念や供給巡る先行き不透明感で押し戻された。
0310GMT(日本時間午後0時10分)時点で、北海ブレント先物は0.05ドル(0.1%)安の1バレル=110.00ドル。
米WTI先物は0.19ドル(0.2%)高の104.46ドル。
石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成される「OPECプラス」は、バイデン米大統領の中東歴訪が予定される中、現行の増産計画を8月も維持する可能性が高い。複数の関係筋が明らかにした。
OPECプラスは6月2日の会合で、7─8月の原油の増産幅を日量64万8000バレルと、従来の43万2000バレルから拡大することで合意した。
ただ、一部加盟国の設備投資不足やロシアの生産縮小で、OPECプラスは増産目標達成に苦慮している。