このコンテンツは、スパークス・グループ (T:8739)の2018年3月期第1四半期(2017年4-6月期)の決算説明会の音声を文字に起こしたものです。
なお、実際の説明会で使用された資料は、同社のウェブサイトをご覧下さい。
6本に分けたコンテンツの4本目です。
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ナレーション:
続いて、実物資産投資の再生可能エネルギー発電施設投資戦略です。
4月から6月期の間にメガソーラー1件が運転開始し、売電開始案件は14件に発電規模は
約120MWになりました。
再生可能エネルギー施設投資事業では、施設に開発段階で投資するグリーンフィールドだけでなく、運転開始後の施設に投資するブラウンフィールドファンドの提供の準備を進めています。
また、福島第一原発事故で大きな被害を受けた被災地域における再生可能エネルギー発電所への、ファンドからの投資を7月に実行しました。
7月に入り、大きな話題となり、yahooニュースや日経新聞などでとりあげられたのが、
スパークスがファンドを通じて投資した日本一細長い太陽光発電所の運転開始のニュースです。
スパークスにとって15件目となった開所式には、約100人の報道関係者や地元市民が集まり千葉の新しい名所の誕生を祝いました。
進行役:
阿部さん、このニュースは非常に大きく取り上げられたこともありまして、投資家の方々から収益への貢献がどれくらいあがるのかという問い合わせがありましたが、この事業の現状と可能性はいかがでしょうか?
CEO阿部:
まず千葉ニュータウンの10km永遠と続き、本当はギネスに表彰してもらいたいところですが、踏切等で少しだけ切れ目があるということで直接続いていると認定されなかったと聞いています。
少し残念でした。
ただ、これから20年間沿線の方、電車に乗られる方、ずっと風景としてみていく風景になります。
いつもこの自然エネルギー発電施設の仕事をやっていると非常にいい仕事だなと思います。
新しい土地の人たちが20年間一緒に暮らしていく風景を作っていて、それが太陽のエネルギーをクリーンで作っていく仕事に貢献しているという意義を感じます。
私たちの収益に貢献しているかどうかということですが、今総額で1,300億円から1,400億円くらいのファンドで再生エネルギーの施設を所有していることでいうと全国20数か所、規模でも最大規模になっています。
4年前にゼロから始めた事業です。
企業内ベンチャーが成功した非常に稀有な例だと思います。
多くの事業会社が固定価格買取制が導入されたことで再生エネルギー領域に進出することを声高に謳ったのですが、実際に行ったのはごく稀な実践例です。
非常に少数。
それもほとんどが自分のバランスシートの中でやっています。
私たちは本当に広く投資家から資金を募り、そこから得られるリターンを投資家にお返ししています。
国内で資本を循環させる仕事をしたいのが私の願いだったのですが、確実に目標に近づいています。
スパークスの収益は、4年前はゼロだったわけです。
今は非常に重要な部分、まだ終わった期でいいますと私どもの営業利益は30億円程度、その30億円の中でこの事業がどれくらいということでいうと非常に重要な部分が安定的にこの事業から生み出されています。
これは今後も拡大していくと思います。
本当に大きくなるのはやはり私たちの株式投資のファンドですし、これからお話する「未来創生ファンド」。
これらのアップサイドはものすごく大きいのですが、発電所の投資は確実に安定的に株式市場に全く関係なく伸びています。
また、ここからの伸びやペースは速くなります。
というのは稼働資産をこれから買っていく可能性が出てくるからです。
ここまではゆっくりとしたペースでインフラを作っています。
スパークスで言うと、会社の中の人のインフラが出来ました。
全くやったことが無い事業に飛び込んでいって、今は誰にも負けない規模のチームができました。
このチームはここから日本中で未稼働、それからすでに稼働している太陽光に限らずバイオマス、地熱、風力といわゆる再生エネルギーの発電所に投資していく活動をどんどん続けていって発電所の芽を広げます。
芽を広げることによって新しい価値が生まれます。
コンビニと一緒です。
コンビニも1店、2店の時の価値と今、全国に何万店もできた時の価値は全然違います。
私たちは最初から芽を作っていき、それで国内の資本を循環させることをやり、私たち自身もしっかりビジネスとして収益をあげていきます。
確実にそれが達成されていることをなかなか株主の皆さんに十分伝えきれていないですが、確実にこのビジネスは大きくなりますし、安定的な収益が得られますし、市場の動向にかかわらず成長出来るということをぜひお伝えしたいと思います。
進行役:
9月には新潟県で初の木質バイオマス発電所が運転を開始します。
(5/6)に続く