[香港/上海 29日 ロイター] - カナダ生命保険大手マニュライフ・ファイナンシャルの中国ファンド事業を巡り、合弁会社の完全子会社化が前進したことが関係者の話で明らかになった。
合弁会社への出資比率を現在の49%から100%に引き上げるマニュライフの資産運用部門の申請を、中国証券監督管理委員会(証監会)がこのほど正式に受理したという。
マニュライフのグローバル資産運用部門マニュライフ・インベストメント・マネジメントは、2010年にABNアムロ銀行から中国のマニュライフTEDAファンドマネジメントの株式を取得した。国有企業の天津泰達国際控股が残りの51%の株式を所有しているが、同社は売却を検討している。
関係者の一人は証監会がマニュライフの申請を正式に受理したことは、合弁事業の完全子会社化に「一歩近づいた」ことを意味するとし、承認が間もなく得られるとの見方を示した。承認の時期は分からないと述べた。