[30日 ロイター] - 米重機メーカーのキャタピラーが30日発表した第2・四半期決算は、利益が市場予想を上回った。世界の経済活動が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による停滞から回復する中、全ての地域と部門で売上高が増加した。
しかし、輸送や原材料コストや研究開発費などの増加を踏まえ、今四半期の営業利益率の伸び鈍化を警告。また、通年の利益見通しは示さなかった。
第2・四半期の調整後利益は1株当たり2.60ドルと、前年同期の1.27ドルから増加し、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の2.40ドルを上回った。
機械売上高は31%増の122億ドル。北米や中南米での需要が旺盛だった。
また、コモディティー価格の上昇は、鉄鉱石採掘業者の機械需要を押し上げた。
ボンフィールド最高経営責任者(CEO)はインタビューで、サプライチェーン(供給網)の問題に引き続き直面しており、対応していると語った。