中国の1・2月工業部門企業利益が、2011年以来最大の落ち込みとなったことが水曜日の国家統計局の発表で分かった。
利益は前年同期比14%減の7,080億1000万人民元(1055億ドル)で、2011年末以来最悪の結果となった。
国家統計局の朱虹氏は声明の中で、利益の減少は主に自動車、石油加工、鉄鋼、化学などの主要産業部門で価格が下落したことが理由だと述べた。
彼はまた、今年の旧正月のタイミングも、2018年よりも企業活動に重大な悪影響を及ぼしたと述べた。
今月初め、李克強中国首相が減税と財政支出を発表したが、それは数千億ドルに相当する。
米中貿易戦争を取り巻く不確実性は、中国の経済成長に悪影響を及ぼす可能性がある。
米国と中国の当局者は、貿易協議は順調に進んでいると述べているが、トランプ大統領が中国からの輸入品への関税は「かなりの期間」据えおく可能性があると述べた後、協議の合意への楽観的見方がいくらか後退した。
大統領のコメントは、貿易協議の動向を追っているアナリストの間で多少の混乱を引き起こした。今月初め、北京の当局者は、中国製品に対する関税撤廃の保証がないことに満足していないと報道されていた。