ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

独CPI、23年12月は前年同月比3.8%上昇に加速 ベース効果で

発行済 2024-01-05 01:06
更新済 2024-01-05 01:09
© Reuters. ドイツ連邦統計庁が4日発表した2023年12月の消費者物価指数(CPI)速報値は欧州連合(EU)基準(HICP)で前年同月比3.8%上昇し、ロイターがまとめた市場予想と一

[ベルリン 4日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が4日発表した2023年12月の消費者物価指数(CPI)速報値は欧州連合(EU)基準(HICP)で前年同月比3.8%上昇し、ロイターがまとめた市場予想と一致した。伸び率は11月の2.3%から加速し、11月までの鈍化傾向が中断した。

22年12月は政府のエネルギー支援策によってエネルギー価格が低下しており、そのベース効果も23年12月の上昇率を押し上げた。

INGのマクロ部門グローバル責任者、カールステン・ブレゼスキ氏は「欧州中央銀行(ECB)にとり、このインフレの再加速は利下げを巡る決定を急がないという姿勢を強化するものとなる」と述べた。同氏は最初の利下げが6月と予想する。

エネルギー価格は12月に4.1%上昇。11月は4.5%下落していた。

一方、食品価格は12月に4.5%上昇と、伸び率は11月の5.5%からさらに縮小した。

変動が激しい食品とエネルギーを除いたコアインフレ率は12月に3.5%と、11月の3.8%から鈍化した。

© Reuters. ドイツ連邦統計庁が4日発表した2023年12月の消費者物価指数(CPI)速報値は欧州連合(EU)基準(HICP)で前年同月比3.8%上昇し、ロイターがまとめた市場予想と一致した。伸び率は11月の2.3%から加速し、11月までの鈍化傾向が中断した。(2024年 ロイター/Wolfgang Rattay)

キャピタル・エコノミクスのチーフ欧州エコノミスト、アンドリュー・ケニンガム氏は「コアインフレの低下トレンドは継続しており、ECBが今後数カ月以内に利下げを開始するという投資家の期待に影響を与えることはないだろう」と述べた。同氏は第1・四半期もコアインフレの緩和が続き、最初の利下げは4月ごろになると見込む。

ドイツCPIは通常、ユーロ圏のCPI公表の前日に発表されるため、エコノミストから注目されている。

ロイターがまとめた予想では、12月のユーロ圏CPI上昇率は3.0%。11月は2.4%だった。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます