[東京 6日 ロイター] - 岸田文雄首相は6日の衆院内閣委員会で、日中の経済関係について「日本全体の国益に資するかたちで、対話と実務協力を適切なかたちで進めていく必要がある」と述べた。岡田克也委員(立民)への答弁。
首相は中国について「最大の貿易相手国であり、国際社会においても大国。中国に対しては隣国であるわが国としても主張すべきことはしっかり主張し、責任ある行動を求めていかなければならない」と語った。
同時に、「共通の諸課題については対話を重ね、協力することも考えていかなければならない。建設的、安定的な日中関係を考えていかなければならない」とし、「大国にふさわしい責任をしっかり果たしてもらうことが日本経済、世界経済のさらなる発展にも重要」との認識を示した。