Emma Farge Gabrielle Tétrault-Farber
[ジュネーブ 5日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のパレスチナ自治区ガザ代表は5日、イスラエル軍がガザ南部の中心都市ハンユニスとラファの周辺で空爆を激化させており、状況は刻々と悪化していると述べた。
パレスチナでWHO代表を務めるリチャード・ピーパーコーン氏はテレビ会議形式で行った記者会見で「ハンユニスのほか、(ガザとエジプトの境界にある)ラファでさえも爆撃が激化している」とし、「状況は刻一刻と悪化している」と訴えた。
その上で、ガザ地区に対する人道支援は「あまりにも少なすぎる」とし、爆撃から逃れるためにガザ地区南部に移動する人が増える中、医療システムの脆弱性をWHOは深く懸念していると言及。ガザ地区北部で起きたことが南部でも再現される恐れがあると警告した。