18日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・全体のセンチメントは改善傾向 ・ドル・円は113円99銭付近、アジア株高に対する反応は限定的 ・ファナック (T:6954)、Fリテ (T:9983)、京セラ (T:6971)で日経平均を約67円押し上げ ■全体のセンチメントは改善傾向 日経平均は大幅に反発。
390.87円高の16227.23円(出来高概算11億7000万株)で前場の取引を終えている。
17日の米国市場では、原油生産量を1月水準で維持するとした主要産油国の提案に対してイランが支持を表明したことが好感され、NYダウが連日で200ドル超の上昇となっている。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比310円高の16050円と16000円を回復するなか、この流れを引き継ぐ格好で買いが先行した。
その後、連日強い値動きを続けていたソフトバンクグ (T:9984)が過熱感から下げに転じた影響もあり、日経平均は一時16118.80円まで上げ幅を縮める場面もみられた。
しかし、ファナック (T:6954)、京セラ (T:6971)、ファーストリテ (T:9983)、日東電 (T:6988)、東エレク (T:8035)、エーザイ (T:4523)、ダイキン (T:6367)などがけん引しており、その後は16200円台での推移が続いている。
原油相場の上昇が好感されており、セクターでは石油石炭が6%超、鉱業が5%超の上昇となった。
スマホゲームの事前登録を発表した任天堂 (T:7974)が大幅高となったことから、その他製品が3%超の上昇に。
ほか、医薬品、鉄鋼、卸売、電気機器、化学、パルプ紙、非鉄、機械なども上昇率が3%を超えている。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1700を超えており、全体の9割近くを占めている。
さすがに買い疲れ感からか、ソフトバンクグ (T:9984)は下げに転じているが、テクニカル面でも強弱感が対立しやすいところでもあり、失望にはつながらないであろう。
反対に原油相場の上昇による買戻しが幅広いセクターに向かっており、センチメントは改善傾向にあるとみられる。
また、上値は抑えられたとしても、16000円を上回っての推移であれば、底堅さが意識されやすく、新興市場の中小型株などへ短期筋の資金がシフトしやすいだろう。
なお、引き続き原油相場の動向に振らされやすいとみられる。
イランは、今回の4カ国の合意自体は支持する考えを示したが、みずからも生産量の据え置きに同調するかどうかについては明言を避けている。
この辺りが不安定さにつながる可能性もあるため、先物主導によるインデックス売買の動きにも注視する必要があるだろう。
(株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は113円99銭付近、アジア株高に対する反応は限定的 ドル・円は113円99銭付近で推移。
日経平均株価は390円高で午前中の取引を終了し、中国本土株も続伸しているが、アジア株高を好感した円売りのフローは少なかった。
なお、黒田日銀総裁は午後12時30分から参院財政金融委員会に出席し、日銀半期報告・質疑応答を行う予定となっており、黒田総裁の答弁や発言内容が売買材料になるとみられている。
ここまでのドル・円は113円80銭から114円33銭で推移。
12時28分時点のドル・円は113円99銭、ユーロ・円は126円97銭、ポンド・円は163円04銭、豪ドル・円は81円67銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・ファナック (T:6954)、Fリテ (T:9983)、京セラ (T:6971)で日経平均を約67円押し上げ ・新規「強気」のアークス (T:9948)、投資判断引き上げのサンケン電 (T:6707)が強い ・任天堂 (T:7974)の「Miitomo」の事前登録開始でDeNA (T:2432)にも物色 ☆後場の注目スケジュール☆ ・12:30 黒田日銀総裁が半期報告で参院財政金融委に出席 ・12:45 5年国債入札の結果発表 ・14:30 石田日銀審議委員会見 <海外> ・特になし <SY>
・全体のセンチメントは改善傾向 ・ドル・円は113円99銭付近、アジア株高に対する反応は限定的 ・ファナック (T:6954)、Fリテ (T:9983)、京セラ (T:6971)で日経平均を約67円押し上げ ■全体のセンチメントは改善傾向 日経平均は大幅に反発。
390.87円高の16227.23円(出来高概算11億7000万株)で前場の取引を終えている。
17日の米国市場では、原油生産量を1月水準で維持するとした主要産油国の提案に対してイランが支持を表明したことが好感され、NYダウが連日で200ドル超の上昇となっている。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比310円高の16050円と16000円を回復するなか、この流れを引き継ぐ格好で買いが先行した。
その後、連日強い値動きを続けていたソフトバンクグ (T:9984)が過熱感から下げに転じた影響もあり、日経平均は一時16118.80円まで上げ幅を縮める場面もみられた。
しかし、ファナック (T:6954)、京セラ (T:6971)、ファーストリテ (T:9983)、日東電 (T:6988)、東エレク (T:8035)、エーザイ (T:4523)、ダイキン (T:6367)などがけん引しており、その後は16200円台での推移が続いている。
原油相場の上昇が好感されており、セクターでは石油石炭が6%超、鉱業が5%超の上昇となった。
スマホゲームの事前登録を発表した任天堂 (T:7974)が大幅高となったことから、その他製品が3%超の上昇に。
ほか、医薬品、鉄鋼、卸売、電気機器、化学、パルプ紙、非鉄、機械なども上昇率が3%を超えている。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1700を超えており、全体の9割近くを占めている。
さすがに買い疲れ感からか、ソフトバンクグ (T:9984)は下げに転じているが、テクニカル面でも強弱感が対立しやすいところでもあり、失望にはつながらないであろう。
反対に原油相場の上昇による買戻しが幅広いセクターに向かっており、センチメントは改善傾向にあるとみられる。
また、上値は抑えられたとしても、16000円を上回っての推移であれば、底堅さが意識されやすく、新興市場の中小型株などへ短期筋の資金がシフトしやすいだろう。
なお、引き続き原油相場の動向に振らされやすいとみられる。
イランは、今回の4カ国の合意自体は支持する考えを示したが、みずからも生産量の据え置きに同調するかどうかについては明言を避けている。
この辺りが不安定さにつながる可能性もあるため、先物主導によるインデックス売買の動きにも注視する必要があるだろう。
(株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は113円99銭付近、アジア株高に対する反応は限定的 ドル・円は113円99銭付近で推移。
日経平均株価は390円高で午前中の取引を終了し、中国本土株も続伸しているが、アジア株高を好感した円売りのフローは少なかった。
なお、黒田日銀総裁は午後12時30分から参院財政金融委員会に出席し、日銀半期報告・質疑応答を行う予定となっており、黒田総裁の答弁や発言内容が売買材料になるとみられている。
ここまでのドル・円は113円80銭から114円33銭で推移。
12時28分時点のドル・円は113円99銭、ユーロ・円は126円97銭、ポンド・円は163円04銭、豪ドル・円は81円67銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・ファナック (T:6954)、Fリテ (T:9983)、京セラ (T:6971)で日経平均を約67円押し上げ ・新規「強気」のアークス (T:9948)、投資判断引き上げのサンケン電 (T:6707)が強い ・任天堂 (T:7974)の「Miitomo」の事前登録開始でDeNA (T:2432)にも物色 ☆後場の注目スケジュール☆ ・12:30 黒田日銀総裁が半期報告で参院財政金融委に出席 ・12:45 5年国債入札の結果発表 ・14:30 石田日銀審議委員会見 <海外> ・特になし <SY>