こんにちは、フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。
NY原油が3カ月半ぶりに50ドルを回復しましたね。
その背景には原油在庫の減少やハリケーンの上陸のほかに、2008年以来となるOPECの減産暫定合意もあります。
今後どうなっていくのか気になるところですよね。
松永さんによると
『トルコのイスタンブールで9日~13日に開催されるエネルギー関係の国際会議に合わせてOPEC加盟国とロシアとの協議が行われるとの見方が広がっております』とのこと。
これについては、『OPEC関係者からは、「OPECの減産に対する暫定合意を踏まえた次の手段を検討する機会となる」とのコメントも伝わっております』とのことです。
またOPECの減産がどのくらい需給に関係しているのかについては、
『現在の原油の世界需給が日量140万バレルほどの供給過剰とされており、OPECが1%の減産を実施すれば、世界の原油需給が日量190万バレルほどの供給不足に転じる計算となります』。
そして『OPEC加盟国とロシアとの非公式会合が開催される可能性もあり、その非公式会合で減産に対する話し合いが前進することとなれば、原油価格が更なる上昇となることも考えられます』とおっしゃっていました。
原油市場は11月のOPEC定例総会に向けて底堅い値動きが予想されます。
原油価格が上昇すれば、連れ高で資源価格の上昇も継続するかもしれません。
注視してまいりましょう。
上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の10月7日付「原油市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 三井智映子