9日の米国市場では、NYダウが138.97ドル安の25828.36、ナスダック総合指数が32.73pt安の7910.59と下げ、シカゴ日経225先物も大阪日中比55円安の21325円と緩んだ。
10日早朝の為替は1ドル=109円台後半と、9日大引け時点に比べ20銭程度の円高。
本日の東京市場は米中貿易摩擦の深刻化とそれに起因する円高を嫌気して、昨日に下落した電機や海運、素材などを中心に売りが継続しよう。
コマツ (T:6301)、ファナック (T:6954)、村田製 (T:6981)など中国関連株とされる大型株を中心に値下がりが予想されるが、取引時間中に米中協議の好転に繋がるニュースフローが出てくれば、これら中国関連株を中心に急速に買い戻されて反騰に向かう可能性がある。
一方で、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測されたトクヤマ (T:4043)、三洋化成 (T:4471)、OLC (T:4661)、富士フイルム (T:4901)、ディスコ (T:6146)、ネットワン (T:7518)、ソフトバンク (T:9434)、SBI (T:8473)、JR西日本 (T:9021)などに注目。
(9:00作成)