[ワシントン 29日 ロイター] - 中国は29日、米国がチベット亡命政府のペンパ・ツェリン首相を初めて招請して行われたオンライン議会証言について、内政干渉に当たると批判した。
ツェリン氏は28日、中国問題に関する米連邦議会・行政府委員会(CECC)にビデオで出席し、チベットは中国支配の下で「徐々に死につつある」と発言した。
ワシントンの中国大使館の報道官はコメント要請に対し、「いわゆるチベット亡命政府は純然たる独立派政治会派で、中国の憲法と法律に全面的に抵触する違法組織だ」と述べた。
また声明で、「ツェリン氏の議会証言招請は中国に対する内政干渉であり、中国は強く反対する。米国は、チベットを中国の一部と認識する公約を履行する具体的な行動を取り、内政干渉を停止する必要がある」と述べた。