(内容を追加しました。) [上海 11日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 前場終値 3426.2307 29.2644安 1318.1億元(上海A株) 寄り付き 3441.5973 13.8978安 前営業日終値 3455.4951 16.9443安 2783.3億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 前場終値 21555.90 148.71安 361.3億香港ドル 寄り付き 21719.17 14.56高 前営業日終値 21704.61 99.15安 689.0億香港ドル
11日の中国株式市場と香港株式市場はともに続落して前場を終えた。 人民元の一段安と、中国最大の民営複合企業である復星集団が郭広昌会長と連絡が取 れないとの報道を受け、投資家の心理が悪化している。 上海総合指数 .SSEC の前場終値は29.2644ポイント(0.85%)安の34 26.2307。 上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数 .CSI300 の前場終値は25.564ポイント(0.71%)安の3597.520。 ハンセン指数 .HSI の前場終値は148.71ポイント(0.69%)安の2万15 55.90。 ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE の前場終値は125.83ポイント( 1.33%)安の9324.66。 来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ決定が予想される中、すでに警 戒感を強めていた投資家は人民元の一段安に敏感に反応している。 11日午前の上海外国為替市場で、人民元のスポット相場 CNY=CFXS は対ドルで4年 半ぶり安値を付けた。 第一上海証券のチーフストラテジスト、ライナス・イップ氏は「米国の利上げは、香 港や中国を含む新興国市場からの資金流出に大きな影響を与えるだろう」と指摘。「元が 下落し続けることは、投資家が中国の経済改革に自信が持てないことを意味するため、株 式にとっても悪材料となる」と述べた。
復星集団が創業者兼会長の郭広昌氏と連絡が取れないとの報道も市場心理を悪化させ た。中国当局の汚職調査が背後にあるとの見方が浮上している。 中国市場と香港市場で、多くの復星集団関連企業の株価が下落。上海復星医薬集団<6 00196.SS>と復星国際(フォースン・インターナショナル) 0656.HK は内部情報の開示を 前に売買停止となっている。 両市場では大半のセクターが下落している。