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日経平均は3営業日ぶり反発、業績相場の流れに

発行済 2017-05-01 12:28
更新済 2017-05-01 12:33
日経平均は3営業日ぶり反発、業績相場の流れに
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 日経平均は3営業日ぶりに反発。
78.25円高の19274.99円(出来高概算9億1000万株)で前場の取引を終えた。
4月28日のNY市場は1-3月期GDP速報値が3年ぶりの低水準となったことが嫌気されたが、シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円高の19215円と底堅い展開だった。
この流れからやや売りが先行したものの、寄付き後早い段階で上昇に転じている。


 先週末が決算発表の第1弾のピークだったこともあり、決算評価による物色が活発。
東証1部の騰落銘柄は値上り数が1000を超えており、過半数を占めている。
セクターでは電気機器、保険、精密機器、化学、非鉄金属が堅調。
一方で空運、石油石炭、鉱業、海運、パルプ紙が冴えない。


 日経平均は続落で始まったが75日線を支持線に切り返しをみせている。
連休の谷間となることから商いは細りやすいところであるが、決算評価の流れが個別でみられており、物色意欲は強い。
また、指数インパクトの大きい東エレク (T:8035)、日東電工 (T:6988)などが決算評価から強い値動きをみせていることも、指数を押し上げる一因となっている。


 持ち越しのポジションは取りづらいところではあるが、主力銘柄の決算が評価されるなか、安心感につながっている。
また、個人主体の資金は中小型の好業績株に向かっており、資金が集中するなかでストップ高も相次いでいる。
大引けにかけてはポジション調整が意識されそうだが、業績相場が続くことになりそうだ。

(村瀬智一)

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