リンクバル<6046>(東証グロース)が運営するマッチングアプリ「CoupLink(カップリンク)」は1月17日、ユーザの属性情報を複合的に分析するAIを開発し、一般ユーザーになりすました事業者の検知の高度化、迅速化を実現したと発表。
■利用者の約5人に1人が「安心・安全な利用のための対策状況」に不満
コロナ禍においてマッチングアプリの利用者数が増加する中、三菱UFJリサーチ&コンサルティングが2021年12月23日に公表したアンケート調査によると、マッチングアプリについての不満な点として、「安心・安全な利用のための対策状況」に不満と回答した人が約5人に1人(18.0%)と、利用料金(19.6%)、マッチングのしやすさ(17.1%)と比較しても同水準と、非常に高い水準でユーザーが不満を感じている状況となっている。
その中で、「CoupLink」においても業者対策へのニーズは高く、2022年3月に実施したサービス内アンケートでは「強化・導入して欲しい機能」の第2位として、業者対策の強化が挙がっていた。
かねてより有人監視や違反報告機能の強化、当社独自開発の検知システムによる迅速化といった業者対策に力を入れてまいたが、顧客により安心して「CoupLink」を利用いただくために、業者検知の一層の高度化、迅速化が喫緊の課題となっていた。また、業者の手口は日々巧妙化してきており、将来的に有人監視や違反報告による検知だけでは、限界を迎えることが予想されていた。
こうした状況を踏まえ、以前より同社独自AIによる業者の自動検知機能の研究・開発を重ねていた。2022年6月から試験的な導入を行い、この度検知性能の向上に成功した。
(出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティング マッチングアプリの動向整理)
■AIの概要
これまでの有人監視による運用を経て、業者であるユーザーにはプロフィールの設定や、自己紹介の書き方に特徴があるという知見を得ていた。そこで、今回のAI開発ではそれら知見を活かすべく、ユーザーの属性情報やテキスト情報を適切に加工することで、業者の特徴を捉えることができるデータ(特徴量)を作成し組み込んでいる。
■検知までの流れ
従来の検知項目に加え、AIによる検知により、業者可能性のあるユーザーを判定する。次に検知システムへアラートを発出、そして、有人での最終チェックを経て業者として特定される。この仕組みにより、業者の可能性のあるユーザーは最大でも5分間のうちに有人チェックに送られる。検知速度を高度化、迅速化することにより、業者による被害が広がる前に検知し、アカウントを停止するなどの対策を可能にした。
独自AIの導入により、これまで検知しにくかった業者層を検知できるようになったことに加え、プロフィールの更新などのユーザー行動に応じて自動的にAIによるチェックが実施されるようになったため、従来よりも迅速に業者を検知できるようになった。これにより、一般の顧客がより安全に、安心して利用できる環境の提供が可能となった。
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