[東京 7日 ロイター] - 4月8日に任期満了となる日銀の黒田東彦総裁の後任人事案について、政府が2人の副総裁候補とともに来週国会に提示する方向で調整していることが7日、分かった。複数の政府・与党関係者が明らかにした。
日銀の正副総裁人事は衆参両院の同意が必要な人事案件。政府は当初、他の複数の機関の国会同意人事案と同時に2月10日を軸に提示する方向で調整していた。
衆参両院で実施する正副総裁候補の所信聴取の日程は未定。
黒田総裁は4月8日、雨宮正佳副総裁と若田部昌澄副総裁は3月19日に任期満了を迎える。
日経新聞電子版は6日、政府が黒田総裁の後任として、雨宮副総裁に就任を打診したと伝えた。
松野博一官房長官は7日午前の会見で、 日銀正副総裁人事の国会提示時期について、「国会が決めるもの」と述べるにとどめた。