[ミュンスター(ドイツ) 4日 ロイター] - 主要7カ国(G7)外相会合は4日、最終日となる2日目の討議で、ロシア軍の攻撃によって被害を受けているウクライナのエネルギーインフラ復興に向けた支援を調整する方針で一致した。
G7外相は採択された共同声明で「必要な限りウクライナと共に立ち向かう」とし、「ウクライナの重要なエネルギーや水のインフラの復興や防御を支援するための調整メカニズムを設置する」と表明した。
ロシア軍は過去数週間、ウクライナのインフラ施設を標的にミサイルやドローン攻撃を展開しており、ウクライナ政府によると、国内の電力系統の最大40%が被害を受けている。
ブリンケン米国務長官は4日、G7諸国はロシアの攻撃からウクライナのエネルギー網に守るための安全保障上の支援をより重視すると言及。「G7は、ウクライナのエネルギー網の準備、復旧、防衛を支援する新たな調整グループの創設に合意した」と語った。
米当局者は、ウクライナがロシア軍による民間インフラへの攻撃から自衛および対処することを目的とした支援には防空システムも含まれると明らかにした。
G7外相会合には、ウクライナのクレバ外相もバーチャル形式で参加した。