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西武ホールディ、商船三井、住友化など

発行済 2017-08-17 16:46
更新済 2017-08-17 17:00
西武ホールディ、商船三井、住友化など
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(T:6920) レーザーテック 2061 +241大幅続伸で一時上昇率トップ。
いちよし証券ではレーティングを「B」から「A」、フェアバリューも1700円から2700円に引き上げている。
20年6月期以降の中長期シナリオを上方修正したことが評価引き上げの背景。
半導体検査分野で、同社がオンリーワンのポジションを確保する領域が拡がる可能性が高まったと判断しているもよう。
半導体先端分野での検査関連装置などで受注を獲得したとみているようだ。


(T:9024) 西武ホールディ 1984 +80大幅続伸。
投資ファンドのサーベラスが同社株式を全て売却したことがわかったと報じられている。
サーベラスでは、出資を受けてから11年半でEXITしたことになり、一定の収益を確保したとみられている。
同社にとっては、折に触れてサーベラスの保有株売却が需給の波乱要因となっていたこともあり、今後は需給面からの買い安心感が強まることになる。


(T:2124) JAC 1608 -89大幅反落。
前日に月次動向を発表しており、ネガティブ材料視された。
7月売上高は前年同月比0.2%の増加にとどまり、売上総利益は同0.1%減とマイナスに転じている。
前月の売上高は同26.0%増と今年最大の伸びとなっていた。
また、売上総利益がマイナスに転じるのは2014年の12月以来となる。
他の人材各社も順調な推移を続けているとみられるなか、想定外の失速と受け止められる格好に。


(T:5707) 東邦鉛 524 +54大幅続伸。
亜鉛相場の上昇が買い手掛かりとなっている。
前日のLME亜鉛価格は前日比71.25ドル高の3009.50ドルとなり、3000ドル台に乗せている。
供給不足感が強まる中で需要が高まり、2007年10月以来約10年ぶり高値まで買われた。
市況上昇による業績寄与が期待される展開に。
また、他の非鉄金属株との比較で出遅れ感が強いことも買い安心感につながる。


(T:6997) 日ケミコン 415 +31急伸。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断「オーバーウェイト」継続で、目標株価を450円にまで引き上げている。
営業利益予想を18年3月期は60億円から65億円に、19年3月期は76億円から86億円に増額している。
産機・エアコン・車載向けアルミ電解コンデンサの拡大がトップラインを牽引、とりわけ、産機向けがFAを中心に全般的な需要増加の恩恵を受けているとしている。


(T:9104) 商船三井 347 +10大幅反発。
本日は海運セクターが業種別上昇率トップ。
前日にマースクラインが4-6月期決算を発表。
前年同期や前四半期比較で収益は大幅に改善している。
運賃の修復に注力した効果が表れる格好に。
下期にかけても収益性の改善・維持に努めるとコメントしており、海運業界が価格競争に転じる可能性は今後低いとの見方に。
国内大手各社もマージンの改善が期待される状況になっているようだ。


(T:6140) 旭ダイヤ 955 +27大幅続伸で高値更新。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断「バイ」継続で、目標株価を1000円に引き上げていることが買い材料視されているもよう。
株価は今上期計画の上方修正を契機に水準訂正しているが、今後は収益体質改善や半導体、輸送機器、機械関連分野向け販売増などによる収益回復を反映し下値切上げの展開を予想としている。
なお、今通期営業利益は会社計画の16.6億円に対して28.4億円を予想。


(T:8423) アクリーティブ 385 +31大幅反発。
同社の大株主であるドンキホーテHD (T:7532)社長が金融事業への参入意欲を示したと報じられている。
同社では小売りや卸への売上債権の買い取り業務を行っており、ドンキホーテグループとの取引が多くなっている。
ドンキホーテHDの金融事業参入に伴うビジネスチャンスの拡大を思惑視する動きが先行しているようだ。


(T:5017) 富士石油 349 +22大幅続伸。
ノルウェー銀行では同社株を4月以降買い増し、直近では5%超まで保有比率が高まったと伝わっている。
原油の収入を原資とする政府系ファンドが日本に振り向ける資金を減らしている中、逆に資金流入が進んでいる銘柄として関心が高まる状況になっているもよう。
また、業界再編が進んでも重要な立場は変わらないとの評価も伝わっている。


(T:4005) 住友化 660 +9続伸。
UBS証券では投資判断「バイ」継続で、目標株価を680円から730円に引きあげている。
4-6月期決算への評価は限定的であったが、7-9月期以降はOLED向け偏光フィルムやタッチセンサーが牽引することで、内容面でも評価が高まると考えているもよう。
株価の足枷となっていたメチオニン市況の底打ちも追い風と。
なお、昨日も強い動きが目立っていたが、有機EL関連としての側面が意識されたものとみられる。

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