[シンガポール/ロンドン 21日 ロイター] - シンガポール保健省は21日、同国に入国した男性がサル痘に感染していたことを確認したと発表した。東南アジアでは初の感染となる。
同省によると、感染が確認されたのは客室乗務員として働く英国人男性(42)で、6月半ばごろにシンガポールに出入国していた。20日に陽性が判明し、容体は安定しているという。
こうした中、英保健安全保障庁(UKHSA)は21日、サル痘への感染リスクが高いとされる同性愛者の男性らに対し、サル痘のワクチン接種を提供する方針を推奨した。
同庁は当初、医療従事者など、感染者と密接な接触があった人のみへのワクチン接種を提言していた。
これまでに、通常はサル痘感染が確認されない35カ国強で2500人超の患者が確認されている。