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米国株式市場=ダウ・S&P3日連続で最高値更新、ハイテク株が主導

発行済 2021-08-13 07:05
更新済 2021-08-13 07:09
© Reuters.  8月12日、米国株式市場はダウ工業株30種とS&P総合500種が3日連続で、終値ベースの最高値を更新。ハイテク大手が上昇を主導した。米新規失業保険申請件数の3週連続での

[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米国株式市場はダウ工業株30種とS&P総合500種が3日連続で、終値ベースの最高値を更新。ハイテク大手が上昇を主導した。米新規失業保険申請件数の3週連続での改善も好感された。

S&P採用企業の時価総額の4分の1を占めるアップル、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、グーグルの親会社アルファベット、フェイスブックが同指数とナスダックを押し上げた。

この日は値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回る中、テスラ、エヌビディア、モデルナなども上昇した。

USバンク・ウェルス・マネジメントのチーフ株式ストラテジスト、テリー・サンドベン氏は「S&P500はきょう再び最高値を更新した。最高値を付けているのには正当な理由がある」と指摘。

ファンダメンタルズが株価の上昇を支えているとし、企業利益は拡大傾向にあり、金利は低く、インフレも依然として抑制されていると述べた。

インバーネス・カウンセルのチーフ投資ストラテジスト、ティム・グリスキー氏によると、トレーダーらが、過去1週間の市場全体の上昇に乗り遅れていた大型ハイテク株に買いを入れた。

同氏は「大型ハイテク株への投資には機会が生じている。これらの銘柄は過去約1週間に下落し、市場を大きくアンダーパフォームしていたことから安値拾いの買いが入っている」と話した。

アップルは2.1%高、マイクロソフトは1.0%高。テスラは2.0%上昇した。ラッセル1000グロース株が0.5%高とバリュー株(0.06%高)をアウトパフォームし、このところ見られていたトレンドに逆行した。

S&Pの主要セクターではヘルスケアと情報技術の上げが目立った一方、エネルギーの下落率が最大だった。

労働省が12日に発表した8月7日までの1週間の新規失業保険申請件数は37万5000件と、前週から1万2000件減少し、3週連続で改善した。

7月の卸売物価指数(PPI)は前年比7.8%上昇。伸び率は比較可能な2010年11月以降で最大となり、インフレ懸念が高まった。

ただ、データはサプライチェーンの問題を反映したもので、米連邦準備理事会(FRB)の方針を変えるものではないと、イー・トレード・フィナンシャルの投資戦略担当マネジングディレクター、マイク・ローウェンガート氏は指摘する。

好調だった第2・四半期の決算シーズンが終わり、取引高の減少といった8月特有の現象が見られている。投資家は金融政策に関する手掛かりを探る上で注目される、今月下旬にワイオミング州ジャクソンホールで開催される年次経済シンポジウム待ちとなっている。

米取引所の合算出来高は83億1000万株。直近20営業日の平均は約95億5000万株。

半導体大手のマイクロン・テクノロジーは6.4%下落し、S&Pを圧迫した。モルガン・スタンレーが同社株の投資判断を「イコールウエート」に引き下げた。

中国のインターネット検索大手百度(バイドゥ)は、第2・四半期の売上高が予想を上回ったものの、株価は3.2%値下がりした。

ビッグデータ分析会社、パランティア・テクノロジーズは11.4%高。第3・四半期売上高見通しが市場予想を上回った。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.18対1の比率で上回った。ナスダックでは1.34対1で値下がり銘柄数が多かった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 35499.85 +14.88 +0.04 35481.94 35510.77 35352.53

前営業日終値 35484.97

ナスダック総合 14816.26 +51.13 +0.35 14751.36 14824.31 14698.94

前営業日終値 14765.14

S&P総合500種 4460.83 +13.13 +0.30 4446.08 4461.77 4435.96

前営業日終値 4447.70

ダウ輸送株20種 14900.48 +33.06 +0.22

ダウ公共株15種 932.67 +1.15 +0.12

フィラデルフィア半導体 3312.96 -37.97 -1.13

VIX指数 15.59 -0.47 -2.93

S&P一般消費財 1448.94 +1.41 +0.10

S&P素材 541.94 -1.02 -0.19

S&P工業 889.83 -2.05 -0.23

S&P主要消費財 743.87 -0.62 -0.08

S&P金融 645.03 +0.82 +0.13

S&P不動産 290.11 +1.01 +0.35

S&Pエネルギー 375.97 -1.85 -0.49

S&Pヘルスケア 1547.82 +11.80 +0.77

S&P通信サービス 276.72 +0.97 +0.35

S&P情報技術 2705.92 +15.74 +0.59

S&P公益事業 345.84 0.00 0.00

© Reuters.  8月12日、米国株式市場はダウ工業株30種とS&P総合500種が3日連続で、終値ベースの最高値を更新。ハイテク大手が上昇を主導した。米新規失業保険申請件数の3週連続での改善も好感された。3月撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid)

NYSE出来高 7.21億株

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 28080 + 60 大阪比

シカゴ日経先物9月限 円建て 28055 + 35 大阪比

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