[上海 17日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)調査統計局長を務めていた盛松成氏は、人民銀には元相場の予想を誘導する多くの手段があり、元の急落が続く可能性は低いとの見方を示した。
同氏は「中国経済が安定し早急に回復することができれば、米金融政策の波及効果は大幅に低下する」とし、元が年内に1ドル=7.0─7.3元のレンジで推移するとの見通しを示した。
「必要な場合は、基準値の設定で逆周期因子(カウンターシクリカルファクター)の使用を再開したり、元の流動性を引き締めるためオフショア市場で手形の発行額を拡大する可能性がある」と述べた。