[ナイロビ 9日 ロイター] - 男子マラソンの世界記録保持者でリオデジャネイロ五輪金メダルのエリウド・キプチョゲ(ケニア)は9日、連覇がかかる東京五輪への意気込みを語った。
キプチョゲは昨年10月のロンドン・マラソンで8着に敗れたが、今年4月にはオランダの大会で2時間4分30秒のタイムで勝利。会見では「私はまだ五輪での金メダルに飢えている」などと語り、「もし今回も金メダルを取れたら最高だ」と続けた。
今回の五輪は新型コロナウイルスの影響で開催が1年延期され、無観客での開催になるなど従来とは違うことはキプチョゲも承知している。それでも「私個人の参加も、ケニア代表の参加も、そして東京五輪に向けたすべての国の参加は世界への希望の証だ」とし、「トンネルの先に光はある。それが私たちが(マラソンの開催地である)札幌に行く理由だ」と語った。