[東京 28日 ロイター] - 中国電力の大元宏朗東京支社長は28日の決算会見で、ロシア産石炭の調達を中断していることを明らかにした。ロシア産の石炭は、2021年度で全調達量の7%だったという。
大元支社長は「これまで、今年度の購入を予定していたが、今後、国の動向を注視しながら、電力の安定供給、燃料の安定調達を総合的に勘案し判断していきたい」と述べた。
石炭の代替調達先としては、従来から調達しているオーストラリア、インドネシアなどを含めて「状況に応じて対応していきたい」とした。
一方、液化天然ガス(LNG)については「足元で実績はない」とし、今年度についても「今のところ予定はない」と語った。