三井金 (T:5706):371円(+43円)
急伸。
17年3月期の第3四半期決算と通期予想の上方修正を発表。
10-12月期の営業利益は前年同期比で約5倍の104億円、通期の営業利益見通しは230億円から320億円に引き上げた。
金属価格の上昇や円安進行及び在庫要因の好転、機能材料や自動車部品セグメントの堅調推移が背景。
コンセンサスは10-12月期で80億円程度、通期270億円程度と見られており、大幅な上振れが材料視されている。
ニコン (T:7731):1634円(-249円)
急反落。
17年3月期の通期営業利益見通しを490億円から440億円に引き下げた。
映像事業のデジタルカメラ関連製品及びインストルメンツ事業の産業機器における市場減速が背景の1つ。
また、同社が進めているグループの構造改革費用が480億円から530億円に増加する見通しで、最終損益も60億円の赤字から90億円の赤字に。
コンセンサスでは17年3月期営業利益は500億円強と見込まれており、下方修正がネガティブサプライズに。
UーNEXT (T:9418):892円(+150円)
ストップ高。
有線放送の大手USEN (T:4842)の買収発表が材料視されている。
株式保有の関係などで、同社が特別目的会社(SPC)をつくり、USENにTOB(株式公開買い付け)する形をとる(買付期間は2月14日から3月28日)。
市場では、統合によるスケールメリット期待が高まっているようだ。
なお、USENはTOB価格にサヤ寄せする格好でストップ高に。
パイオニア (T:6773):240円(-18円)
大幅続落。
17年3月期の第3四半期決算を発表。
10-12月期の四半期純損益が39.94億円の赤字(前年同期は2.45億円の黒字)に転落したことが嫌気された。
なお、コンセンサスでは6億円程度の黒字と見られていた。
為替差損や事業構造改善費用、事業譲渡損失などが重しとなった。
また、第3四半期までのカーOEMの受注状況等を勘案し、通期売上高の見通しを4000億円から3900億円に引き下げたこともネガティブに。
アカツキ (T:3932):4625円(+700円)
ストップ高。
16年4-12月期(第3四半期累計)決算とともに、17年3月期業績予想の上方修正を発表している。
第3四半期累計の営業利益は前年同期比2.1倍の31.59億円で着地した。
「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」など既存ゲームタイトルが好調で、特に海外事業は大幅に伸長したという。
また、通期営業利益見通しは従来の20.00億円-30.00億円から40.00億円(前期は21.46億円)へと引き上げた。
グレイス (T:6541):11210円(+890円)
大幅反発。
1株につき4株の割合で株式分割を実施すると発表している。
基準日は3月31日。
投資単位当たりの金額を引き下げることにより、株式の流動性向上と投資家層の拡大を図る。
同社についてはクラウド型マニュアルマネージメントシステム「e-manual」の導入拡大への期待が高く、株価は強い動きを見せている。
本日は一時11990円まで上昇し上場来高値を更新した。
マイネット (T:3928):4270円(+675円)
一時ストップ高。
16年12月期決算を発表している。
営業利益は5.00億円(前期単体は1.45億円)となり、過去最高の業績を達成した。
会社予想は未定とされていたが、市場ではおおむね4億円程度とみられていた。
なお、17年12月期の業績予想については未定としている。
決算説明会資料では東証1部への市場変更を目指す方針も示されており、市場予想を上回る前期業績とともに材料視されているようだ。
タツモ (T:6266):1299円(-247円)
大幅反落。
16年12月期決算を発表している。
営業利益は前期比32.9%増の13.46億円となり、従来予想(12.73億円)を上回って着地した。
一方、17年12月期の通期業績については、営業利益で同14.9%減の11.46億円との見通しを示しており、ネガティブ視されているようだ。
なお、新たに策定した「タツモグループ中期経営計画(TAZMO Vision 2019)」を公表しており、19年12月期の目標として経常利益14.98億円などを掲げている。