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東京為替: ドル下げ渋りも、ポンド一段安に警戒

発行済 2016-10-06 12:08
更新済 2016-10-06 12:33
東京為替: ドル下げ渋りも、ポンド一段安に警戒
6日午前の東京外為市場では、ドル・円は弱含み。
ドルが買われやすい地合いは続いているが、ポンド売りに反応したリスク回避的な動きでドルは下落した。
5日に発表された9月ADP雇用統計は市場下振れとなったが、7日の9月米雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びは想定通りの内容が見込まれる。
また、9月ISM非製造業景況指数(総合)の大幅改善でドル買い地合いは継続しているもよう。


ドル・円は東京市場では103円半ばで寄り付いた後、日経平均株価の上昇を背景に103円62銭まで上昇したが、英国の欧州連合(EU)離脱の交渉開始に向け英実体経済に不透明感が増し、ポンド売りが強まった。
リスク選好の円売りは弱まりドル・円は一時103円35銭まで下落。


ランチタイムの日経平均先物は上げ幅をやや縮小しており、日経平均が目先値を下げればドル買い・円売りの流れが弱まる可能性はあろう。
また、引き続きポンドの値動きが注視されそうだ。


ここまでのドル・円は103円35銭から103円62銭、ユーロ・円は115円80銭から116円09銭、ユーロ・ドルは1.1199ドルから1.1213ドルで推移した。



【要人発言】
・フィッシャーFRB副議長
「われわれは低成長に特徴づけられる新たな長期的均衡に入った可能性」



【経済指標】
・豪・8月貿易収支:-20.1億豪ドル(予想:-23.0億豪ドル、7月:-24.1億豪ドル)

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